フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

CD

目指すべき音色のイメージが薄れてきている

しばらくベンダのフルート協奏曲を集中的に聞き続けています。


以前と比べて、音色よりも音楽を聴くようになってきました。
聞き比べながら、好きな音色かどうかというのはありますが、演奏の印象などの方が重要になってきました。

総合的に聴けているという意味では、レベルが上がっているのかもしれません。


昔は、明らかに目指すべき音のイメージを持っていました。
しかし、今はこれが以前ほどはっきりしていません。

今は自分の録音を聴くときも、何となく漠然とイメージした「いい音」になっているかだけを気にしながら聴いています。

その「いい音」は、相対的に「いい音」であり、昔目指していた音とはどうも違うような気がしています。


実はアンサンブルチームでも、このアンサンブルでどのような音色を目指すのかを今後話し合わないといけません。

もう一度、好きな CD を聴き直してみる時期に来ているのかもしれません。


好きな音色は、変わるとも聞きます。
昔好んで聴いた奏者の CD を今改めて聴くと、好みじゃなくなっているかもしれませんね。

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求めている音のモデル

昨日いただいた音質の向上に関するコメントに、モデルとしたい奏者の CD を聴くということを一つの解として回答しました。


その時は特に意識していませんでしたが、よく考えてみると最近は以前ほどフルートの CD を聴かなくなってしまっていることに気づき、焦りながら過去によく聴いた CD を聴いてみることにしました。

フルートをやりだしてからそれなりに時間が経ちましたから、昔聴いた CD を改めて聴き直すことで、当時は聴いても分からなかったことに新たに気づくかもしれません。

ここ 1、2 年くらいヴィヴァルディ一辺倒なので、フルートの CD を聴くことがあまりなくなってしまい、ヴァイオリンやピアノの CD に偏っていました。
(これはこれで得るものがあると思っていますが)


好みはそう変わっていませんが、感動するポイントが変わってきているような気はします。

モイーズの CD も以前は音やテクニックに驚き感動していましたが、今改めてじっくり聴き返してみると、協奏曲のカデンツァの部分が妙に心地いいテンポだとか、当時とは違う部分に気づけるようになってきました。

音は今でも濃く色味のある音だとは思いつつも、録音品質の問題もあるはずなので、今の録音技術で収録されていたらどう聴こえるのか気になってしまいます。


私は昔、高木綾子さんの無伴奏フルートの CD を聴いたことがきっかけでフルートを始めました。
この CD に収録されているマレの「スペインのフォリア」を演奏することを目標にしていることもあり、元々目指していた音のイメージはこの人の音でした。

しかし、実は今ではほとんど聴いていません。
今改めて聴き返してみると、もちろん心地よく感じるのですが、音色の好みは多少変わってしまっていて、同じ音に近づけたいモデルからは外れてしまいました。

フルートの音としては、透明感が出すぎている印象があるのが理由です。


現在では、モデルとする音は 1 種類ではなくなってしまい、それぞれの音に近づくように練習方法を考えながら音づくりを試行錯誤しています。


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音楽の消費サイクルが短くなっていると感じる

引き続きゴーベールの曲を聴き続けています。


しかし、さすがに同じ演奏家の同じ CD を何度も連続で聴いているわけで、さすがに飽きを感じるようになってきました。


学生時代はそもそも使えるお金が限られていたし、MP3 のような録音フォーマットもなかったので、ポータブルオーディオで聴く曲は CD 一枚に収まる程度に限られています。

CD ウォークマンで常時何枚も CD を携帯している猛者もいましたが、私には真似できませんでした。MD に移行しても、せいぜい 2、3 枚持ち歩くかどうかで、ほとんど同じディスクを入れっぱなしにしていました。

この頃は、1 枚の CD でかなり長いこと楽しめた記憶があります。


ところが、MP3 プレーヤー(もはやこの呼び方もどうかと思いますが)に移行してからは、明らかに CD の寿命が短くなりました。

例外的にずっとプレーヤーの記憶領域に入れっぱなしの曲もありますが、これは本当に一握りで、しかもその曲をずっと聴き続けているというわけではありません。


もっとじっくり聴き込みたいものです。

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ゴーベールの曲を聴く

しばらくフルートの CD を聴いていなかったので、これまでと時代の違うものもしっかり聞き込んでみることにしました。


手始めに、ゴーベールの曲にしました。
手元にあったものをそのまま聞くことに。

そういえば、夏に先生の出演するリサイタルイベントがあり、そこでゴーベールのファンタジーほかいくつかを演奏するということを聞きました。
これが理由でこの CD を選んだわけではありませんが・・・。


協奏曲の方が好きですが、聞き込んでいくうちに近代のソナタの良さなども分かるかもしれませんね。


ずっとヘッドフォンで聴いていたせいか、少し頭が痛くなってきました(笑)。
この人の演奏は嫌いではないですが、大きく好みだというわけでもないですね。

Gaubert: Complete Works for Flute & Piano
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イメージトレーニング

オフィス環境が変わったため、平日に練習時間を確保することが非常に難しくなり、2 月は満足に練習していません。

それでも、フルートは PC と一緒にいつも持ち歩いています。楽器を持って練習できる機会はほとんどないというのに。
電車の中では、やることがないので楽譜を読んでいます。読んでいるといっても、ただ追いかけているだけで解釈も何もないのですが、やはり何もしないのとは違うようです。

レッスンの消化率も、頻繁に練習していたときとあまり変わらないどころか、むしろ微妙によくなっているような気さえします。

週 1 回の練習すら満足に行えていないのに、音の濃度も心配するほど悪くないような気がしています。


最近は、フルートの CD を全くといっていいほど聞いていません。
フルートの CD を聞くとその音が記憶されてしまい、自分で演奏するときにどうしてもその音を模倣しようとしてしまいます。

聴く曲は相変わらずヴィヴァルディの曲がメインなので、ヴァイオリンの曲が大半を占めています。
ヴァイオリンの音色そのものをフルートで真似ることはできないので、ヴァイオリンでの演奏表現を聴きながら、フルートでやるとしたらどうなるかを考えるようになりました。

そこに、フルートでの音色のイメージはあまりなく、うまく表現できませんが、ヴァイオリンの演奏表現に出ている色をイメージしているような感じです。


これもイメージトレーニングの一環と言えるかもしれませんね。

こんなことばかりやっているため、相変わらず指は鍛えられていません。

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モイーズの CD を紛失・・・

以前 MP3 プレイヤーが一度故障しかけ、このタイミングでプレイヤーの中の一部の曲が消えました。


その中に、昔オークションで購入したモイーズの CD (マルセル・モイーズの芸術)も含まれていました。

仕方がないので再度変換して入れ直すことにしたのですが、ここで驚愕の事実が。


何と、4 枚組みの CD うち、3 枚目がありません!

3 枚目は、モーツァルトの協奏曲と、ハンガリー田園幻想曲など、重要な曲が入っています・・・。これにはまいりました。

購入直後に MP3 プレイヤーに入れたため、CD で直接聞くことはほとんどなく、そのままにしていたのです。

何かのタイミングでふと CD を聞いたのか、さっぱり記憶がありません。


自宅を捜索するしかなさそうです・・・。

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過去の CD を聴き直す

諸般の事情で NAXOS を一時解約したため、日常的に聴く音楽の仕入先が激減してしまいました。

仕方ないので、以前購入した CD を取り出して聴いています。


昔聴いた CD も、今聴くと印象が少し違いますね。
当時は分からなかったことが新たに分かるような気がします。

モイーズの音にしても、ランパルの音にしても。


また新しいのも聴きたいなぁ。

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C.P.E. バッハのフルート協奏曲

先月中旬から、ずっと聴いているのがこれ。


C.P.E. バッハのフルート協奏曲です。
特に2枚目最後のニ短調第3楽章はたまりません。

5人くらいの録音を聞き比べてみて、今のところ、ガロワのこの録音が一番興奮します。


フルート協奏曲なのに、フルートが強烈に目立つわけではなく、むしろ弦楽合奏の部分がかっこよすぎます。

楽譜を見ていないので、聴いた録音だけで判断すると、この協奏曲はSoloとTuttiが完全に分かれてしまっています。弦楽とソロフルートが交互に演奏しているような感じです。


YouTubeにもありました。
こちらはアドリヤンの演奏になっています。



この演奏では、曲の最後はちゃんとフルートも演奏に加わっているようですが、CDで聴く限りではフルートは先に演奏が終わってしまい、最後は弦楽合奏だけです。

このスピードでしっかりと吹けたら気持ちよさそうです。


C.P.E. バッハ:フルート協奏曲全集
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パユのCDゲット

市川(本八幡)にあるショッピングモール「ニッケコルトンプラザ」の新星堂で、CDを大量処分していたのでしばらく物色しました。

同じフロアにある楽器店に行く途中で偶然見つけました。

モール内の店舗移転に伴う商品処分のようで、いずれも破格になっています。アルバムは安いものでは1,050円、新譜以外のCDは全品30%オフでした(ただし例外あり)。

陳列に規則性がないようで、クラシックのCDがJ-POPのタイトルの隣に混じっていたりで、探すのにはかなり苦労します。

パユのCDも1,050円で入手しました。

パユのCD

今回購入したのは、松田理奈アナスタシア庄司紗矢香(いずれもヴァイオリン)の3枚と、パユのCD1枚です。

まだ掘り出し物もありそうなので、近くの方は行ってみてはいかがでしょうか。


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フルート・ソナタ

ごく最近になって、フルートソナタをよく聴くようになりました。


実は、フルートソナタはどうにもあまり興味が湧かず、これまでほとんど聴き流していました。

プーランクもライネッケも人がいうほど好きな曲ではなく、コンサートの曲目に出てきてもあまり魅力を感じることができませんでした。


しかし、先日見つけたフンメルのフルートソナタは聴いていてなかなか心地よい曲でした。演奏者はLise Daoustという女性フルーティストです。


自分で演奏するのはずいぶん先になりそうですが・・・。

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