フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

音階練習

雑談レッスンとスケール練習の効能

週末は連続レッスンでした。


土曜日は、トーク。
久しぶりに雑談レッスンでした。

前にも何度かこの手のことを書いていますが、私は雑談でレッスンの 1 コマが消化されてしまうことを別にまずいとは思っていません。
楽器を使って音を出すことだけがレッスンではないわけで、むしろ話を通して得られるものがあればそれは立派なレッスンです。

先生は話だけで終わってしまうことを密かに気にされていたようです。
これまでもトークメインのレッスンになったことは何度かありました。

ある奏者の演奏の仕方とか、師事した先生のエピソードとか、レッスンでしか聴けない話は実は多いですね。

何を目指してフルートを練習しているのか。好きな奏者の話など。
普段あまりそういう話をしていないので、レッスンを組み立てていく上でも趣向や目標を知ってもらうのは大事でしょうね。


日曜日のレッスンはソノリテのみを見ていただきました。

音程にはまだかなり難があるものの、今日は思ったよりも音の抜けがよく、レッスンでの発音としてはまずまずの出来でした。


このところの音階練習が多少は効いているのかもしれません。
ハ長調でしか練習していないので、半音階が出てくると突然こけたりしますが、以前よりも指の連動が良いような気がしています。

過去にも指のもつれにはかなり四苦八苦して対策を考えてきました。

結局のところ、楽器を持って「演奏の練習」をすることでしか、解決する術はないのかもしれません。

はっきり言って現時点でも練習時のスケール演奏のテンポはかなり遅く、スピードが上がってくるとまだまだもつれます。
それでも以前よりは音を連ねるのが楽になった気がします。
レッスン時にある程度まともな発音ができたのは、案外指に余計な意識を取られずに済んだことが影響しているのかもしれません。

しばらくスケールの練習を続けます。

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何はなくとも音階練習(スケール)

今日、今週初の練習時間を確保しました。


今回の練習から、練習メニューを大幅に変更しました。

今年は、基礎の確立に時間投入にしたいと思っているので、練習方法の試行錯誤がこのブログのネタの大半を占めるようになるかと思います。


練習メニューを変更したと言っても、以前まで毎回同じものを練習していたわけではありません。


いわゆる「基本」と呼ばれるものだけでも完璧にこなせるようにしたいので、とにかくしばらくは演奏の「基本」となるものだけを徹底的にやり込むことにします。


何はなくとも「音階練習」です。

音階練習は、2年前から既にタファネル&ゴーベールの日課練習にある譜例を覚えてやり続けていますが、まあこれがうまく機能していません。

今改めて考えてみると、結構漫然と練習し続けているところがあったのかもしれないと思います。

音階練習自体は、飽きはありませんでしたが、その習熟度はあまり高くなりませんでした。(高くなっていたとしても、少なくともあまり実感はできていません)


今回から、メトロノームをつけて練習時のテンポを記録しておき、音質の維持と合わせて徹底的に反復を繰り返します。
今まではこんなことすらもしていなかったということです。

アルテスの練習にまで時間を割けませんでしたが、まずはこれでいいと思います。


音階練習ばかり徹底的にやり込んだところでうまくなるかといえば、うまくはならないでしょう。
しかし、今までまともにやってこなかったことは事実であり、その結果がこの有様です。

先にどういう結果が見えてくるかは分かりませんが、まずはしばらくこれに没頭してみることにします。

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音階練習を見直す

先日のヴァイオリンく特別レッスンで聞いた内容を参考に、楽器を持つ姿勢を意識しながら、今日は音階練習を重点的に見直すことにしました。


全音域について、早く楽器を難なく操れる状態にしないと。

楽譜を見ながらの練習では、音階練習ですらいまだにもたつくので、曲になるとさらに途切れます。
結局フレーズを覚えて演奏することになり、覚えたフレーズしか演奏できないということになります。

これが、「演奏の真似事をしている」状態から抜け出せない原因になっているのでしょう。


最近は、練習をしばらく続けていると右腕(右肩あたり)に疲労感が出てくるので、右手での支え方を少し変えてみることにしました。

より楽に持てる状態を見つけられるでしょうか。

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基礎訓練編:12日目 日課練習

昨日、日課練習をやりました。今日は移動時間などもあって物理的に不可能なのでやりません。

時間制約的にどうしても難しい時以外は、デフォルトで 1 時間を日課練習として練習時間に割り当てたいと思っています。


20 分を 1 コマにして、音階練習と音づくり、アルテス、曲練習をやります。

音階練習はテンポ 120 まで上げました。110 まではそう問題になりませんでしたが、120 に引き上げると指の動きも悪く、音質もかなり落ちます。しばらく 110 と 120 の間で苦戦することにします。

アルテスは 10 課の課題曲です。昨日よりはまともになってきました。前半部分はそれなりに形になってきたような気がします。こういう手応えが出てくると練習もやはり面白いですね。
レッスンではテンポ 80 で演奏することを想定していますが、アルテス指定のテンポは 150 近くでかなり速くなっています。

まず 90 くらいに引き上げてやってみました。まだこのくらいなら何とかなります。


最後はフルートソナタ。メインである第 4 楽章に取り組みます。
第 2 楽章と第 4 楽章をやるつもりですが、メインは 第 4 楽章なので、こちらを先にやります。


レッスンまでに何とか少しでも形にしておきたいところです。

よく音が通って気持ちがよく、譜読みそれほど苦にはならない感じです。
レッスン前にできればあと 1 回くらい練習したいところ・・・。

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基礎訓練編:9日目 ダブルタンギングを入れる

練習時間を確保して、いつもの音階練習とアルテスの仕上げをやりました。

今週は思うように練習時間を確保できなかったので、週末のレッスンに向けての対策のみ集中的にやった格好です。

息穴を小さくして余計な息を使わないことにも意識を向けつつ、いつもの音階練習をやり込みます。
音も順調に向上してきているような気がするのですが、これがレッスンの時に発揮されないので安定感はまだ全然ないということですね。
今回レコーダーを持っていかなかったので、録音したものを聴き返すこともできません。


今回の音階練習から、アーティキュレーションの違いも意識的に入れていくことにしました。とりあえず指回りの正確性を向上させることが第一条件なので、これまではアーティキュレーションの指定はほとんど無視したような格好になっていました。

まだ音階練習のテンポは遅いのですが、ダブルタンギングを組み込んでみることにします。以前から何度も取り組んでいるものの、どうもダブルタンギングが苦手で、同一音の場合にダブルタンギングを使う場合は何ともありませんが、運指が少しでも変わるフレーズでは舌と指が同調してくれません。

ダブルタンギングで演奏すると、tah、kah、tah、kah を意識してしまうため、階名をイメージするのに時間がかかり、同期しないようです。


アルテスは 10 課の曲練習が既に難しく、序盤に少し挑戦して終了。練習時間の残りは音質の確認に充てました。

日曜日もレッスンを入れているのですが、土曜日はレッスン後に仕事になったので練習時間は取れません。

前回同様トークレッスンになるかも・・・。

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雑談タイム

昨日、今日と連続レッスンでした。

アルテス 10 課は少しずつですが、進展しています。


現在曲練習をやっていないため、レッスン中に見てもらうネタがアルテス以外になく、タファネル&ゴーベール日課大練習の音階練習も見てもらうことに。今までメトロノームをつけながらとりあえず音質を維持しつつ指回りを確認するために譜面をそのままなぞるような練習をしていました。

この日課練習にはせっかくアーティキュレーションの指定があるので、これを少しずつ取り入れていくことになりました。

今週のレッスンから、「吹きすぎ」の改善を意識した発音を試みているのですが、まだ発音が不安定なのでレッスン中「後退」に映りそうなこともあり、もどかしさもあります。


2 日目のレッスンは、雑談会になりました。
前の先生の時にも、レッスンの 1 コマを潰して質問タイムにしてもらったことがあります。
今日は別にそれを狙っていたわけではないのですが、序盤の雑談で内容が膨らんだのでそのまま話に充ててもらいました。

基本的には雑談レベルなのですが、話を聞いて勉強になるものもあるので、こういうレッスンも面白いですね。

今回は質問タイムになることを想定していなかったので、聞くことを整理していなかったのが失敗でした。整理して再度質問タイムを取ってもらうことにしましょう。

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基礎訓練編:7日目 再度高音域

音階練習をひたすらやっています。

今日はアルテスを重点的にやることを考えていたため、音階練習はニ長調で高音域を中心に練習時間の半分を割いて行いました。


確実に指の運動性能は上がってきています。
速度はまだあまり上げていませんが、音階練習ですから、ミスなく正確に動かせるようになってきたら速度も上げていきたいと思います。

1 つのフレーズについて、上りと下りを両方繰り返すこともやってみました。これは曲練習をやっていて転ぶときに、レッスンでよく言われていたものです。

何度も間違える箇所は、自分でリズムを変えて動かしてみたり、行きと帰りをそれぞれ練習してみることで、どの部分が苦手なのかを見極めつつ指の動きの悪さを確認できます。


最近「集中力」について再考しています。
今日もこの練習時間をフルに活用するために、とにかく集中してそのレベルを落とさないことに意識を向け続けながら練習しました。

毎日潤沢に練習時間を確保できるわけではありませんから、得られた練習時間をどれだけ有効に使い切れるかは大事ですね。

次のレッスンまでにもう少し練習時間が欲しいところ・・・。

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基礎訓練編:6日目 テンポ 120 の壁

今日はコンサートとムラマツの試奏会の後、借りていた練習スタジオにて練習に時間を割きました。

同じ教室に通っている人にも何人かと会いました。
もっと色々と話をすればよかったと後で少し後悔。


何人もいる場所で試奏すると、弾けもしないのに曲を演奏してみたくなってしまっていけません。
次に試奏するときは、意図する音がその楽器でどのように出せるのかを見てみたいものです。


練習スタジオで自分のフルートを吹いてみて、やっぱりこれが楽だと感じてしまいました。
求めている音がこれで出てしまうのだから、新たに楽器を探索する必要がないのは結構なことですが、このフルートでしか演奏できないというのはまずいような気もします。

思えば試奏するときは、形状だったりキーの操作感だったり、何か自分に合わない理由ばかりを探っているようでもありました。
(ちなみにパールの楽器を使っているため、パールのフルートを試奏するときはこういうバイアスがほとんどかかりません・・・)

合う、合わないはあるかもしれません。

しかし、その楽器のいいところを把握して、どう演奏できるかを知ることを考えると試奏や楽器選びももっと楽しいものになるのかもしれませんね。



タファネル&ゴーベール日課大練習の EJ.3 音階練習をみっちり一時間。テンポは120 だとところどころ転びますが、この辺りが境界線のようなので、120 で問題ない状態になるようにしばらく続けます。

しばらく EJ.1 をやっていなかったので、EJ.1 も合わせてやることにしました。
こちらは段ごとに臨時記号が入るので、どうも不得意で敬遠気味です。


次のレッスンに向けて、アルテス 10 課の練習も続けます。
高音域の音程の高さが少し気になりますが、ようやくこの練習でもいい音色が出てくるようになってきました。

やはりレッスンで見てもらう課題も一定回数以上は練習しないと慣れません。
私の場合は楽譜ごと覚えてしまうくらいのつもりでやらないとレッスンでまともな評価にならないようです。


アルテスの課題は、完成度から見て最低でもあと 1 回くらいは通しておきたいところです。

タファネル&ゴーベール日課大練習も時期を見て先生に一度見てもらった方がよさそうです。
一般的にどのくらいのテンポで演奏できる状態に到達すればよいのか、よく分かりません。

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基礎訓練編:5日目 高音域の滑らかさ

金曜日も練習時間を確保しました。今日がレッスンなので、レッスンに向けての準備もしておく必要がありました。

いつも通りに音階練習をやり込みますが、アルテスの消化もしないといけないので、それを意識しつつ音階練習。
ちょうど今やっているアルテス 10 課がニ長調なので、音階練習でもハ長調とニ長調に合わせてこなしています。

ドとファが半音上がるニ長調で、高音域のミ←→ファ#は結構指が回らないということに気づきました。
この気持ち悪くなるほどの動きの悪さはなんでしょうね。

ミ→ファ#は大丈夫でも、逆はダメです。ミ→ファ#→ミ→ファ#と連続で来るともっとダメです。


アルテスの課題を練習時間内に徹底的にやり込んでから今日のレッスンに臨みました。こういう態勢でレッスンに臨むのは久しぶりです。

しかし、そう簡単に行くはずもありません。
音程が悪かったり、音階なのに指を間違えたりと、色々突っ込みどころはありました。次のレッスンで再度見てもらうことに。

アルテスの課題を見てもらっているうちに一気に時間が過ぎてしまい、久々に教則本のみのレッスンとなりました。
まだ RV.58 の楽譜をまだ買っていないし、、私としてはしばらくこのパターンのレッスンでも構わない気がしています。


レッスンでも高音域のミ→ファ#はかなり苦労しました。
中音域に比べると全く滑らかに音を連ねることができません。息のコントロールも大事なのでしょうが、指の動きがおぼつかないことが大きな問題になっているような気がします。
次のレッスンで再選予定。

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基礎訓練編:4日目 高音域に着手

下唇付近のできものも引いてきたので、音階練習も再開しました。


まだ速度は上げておらず、全音域を問題なく演奏できるようにするため、高音域の音階練習に充てる時間を長くとりました。

私も例に漏れず、高音域は苦手です。
苦手を苦手なままにしていたので、随分長いことこの状況は変わっていません。


最高音のシやドにいたっては運指自体を正確に覚えていません。

運指が怪しいのですから、音階の滑らかな連なり以前に、意図する音階を常に出せる状態にまず持っていく必要があります。

高音域の音階練習はしばらく続けなければならないようです。


タファネル&ゴーベールの日課大練習 EJ.3 を、やはりハ長調とニ長調で一通り通しました。
音程はあまり狂いませんが、音色の精度はあまりよくありません。

ゆっくり音を入れるとよく通る音になっても、少し速く演奏するだけで一気に音質が落ちていきます。

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