これは例年のイベントで、上野のギャラリーには毎年行っています。
フルートギャラリーは、フロア内のレイアウトが去年までと大きく変わっており、少し広く感じました。このほうがいいですね。
調整作業の様子は、以前は奥の部屋で行われていましたが、今年は入り口のそばが作業スペースになっていて、ほぼどの場所からも様子をうかがうことができます。
席が広くなったからか、例年よりもかなり快適な印象でした。
私のフルートは特に自分で気になるような不具合がないので、点検に近い形で見てもらいました。わずかに密閉状態の悪い部分があったようですが、演奏に大きく支障が出るほどのものではない様子。
展示されている楽器をいくつか試奏しました。
気になっているのはピッコロで、木製頭部管のものも出ていたので、こちらを吹いてみることに。
通っている楽器店で先日試奏したときは、全く音にならず焦りましたが、今回はとりあえず音が出せるという意味では問題ありませんでした。
グラナディッテでも木製でもどちらでもいいかと思っていましたが、特有の香りとか、感触を考慮すると木製の方がよいかもしれません。頭部管以外にも、パッドの材質が違うのだそう。
フルートは、グレード違いの楽器を一通り触りました。
毎回大して違いを感じなかったのですが、今回は割とよく分かりました。
金の楽器は今回吹奏感がよいと感じました。
確かに音はよく通るというか、透明感のある感じ。余計な音があまり入り込まない印象です。
以前触ったときは、Cantabile や Maesta Silver は操作感が現在の楽器と近く、音色も好みだと思ったのですが、今回はイマイチな感じでした。むしろ音色だけ見れば金の方が好感触でしたが、やはり視覚的な効能などもあるかもしれません。
やっぱり重さだけは気になる・・・。
面白かったのが、Presto。
これは全部洋銀の楽器です。音質はやや混じり気の感じられる印象でしたが、それよりも気になったのがキーワークの寂しさでした。
私の楽器は Dolce という頭部管銀のフルートです。頭部管以外は洋銀で、胴・足部管の作りは大して変わらないと思っていましたが、どうにも寂しさのある感触です。Presto がカバードであるという点を考慮したとしても、結構違いがあるように感じました。
グレードによって材質が違うこと以外にも、キーの操作性などに多少違いがあるのかもしれません。
これは上位機種を触ったときにも多少は感じましたが、それこそ材質の違いだと思っていました。
何となくですが、この Presto は、空気の送り方で出せる音色がころころ変わる印象を受けました。
音色に雑味のない、常に一様の音がする楽器よりむしろ面白いかもしれません(笑)。
私の楽器も、どう変化を付けて吹いてみても、そう大きく音色が変わったりしません・・・。
とりあえずフルートは今の楽器でしばらくは満足できそうです。
今回、くじでトートバッグを頂きました。
帰って空けてみると結構容量があったので、レッスンはこれで行くことにしました。
自分でトートバッグを買うことなどまず考えられませんが、せっかく入手したので有効活用しようかと思います。
今使っているバッグはフルートケースを縦に起こした状態でしか入れられないので、PC を入れるとどうしても不安定でした。このバッグ幅があるのでケースを寝かせた状態で入れることができます。
(縦に入れるというのは、台の上でケースを閉じた状態から、背の部分を下向きにするという意味です。決してフルートを垂直に立てて収納するという意味ではありません)
でもさすがにこれでオフィスには行けないか・・・。

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