「タイスの瞑想曲」を通しで吹く練習に入ることにしました。

実は、1曲通して最後まで吹く練習はあまりやっておらず、途中で止めては再確認を繰り返していたためです。(そもそも最後まで通すだけの習得レベルに達していませんでした)


曲は4分ちょっとで短い曲のはずですが、今の私には中盤辺りから苦しさを感じます。
息の問題ではありません。

最近まで局所的な練習を繰り返していたため、前の部分から続けて吹くということ自体に慣れておらず、スムーズに切り換えることができません。
これは通して吹く回数をこなすことで慣れてくるのだと思い、今は特に対策は考えていません。

もう一つの問題は、手の汗です。
左手は特に湿り気があり、やはり中盤以降危うさを感じます。どうも汗以外にも、自分の呼気に触れて湿気を感じているようです。右手はそれほどでもありません。

拭わないと指が滑りそうなので、途中でどうしても止めたくなります。
左手に包帯か何か巻いておけば、合間にフルートを持ったまま指を拭いたりはできるでしょうか(笑)。



何度か通し練習をしていると、曲の途中で急激に音が変わりました。
今までほとんど出したことのないような色みを感じる音です。

指は滑りながらも、この音が出せるのがたまらなく嬉しくなり、この後も数回通して吹きました。それ以降も全く同じ音が出続けます。

少しパールの特有の音色を感じました。



吹いていくうちに楽器が変わっていくというようなことをよく聞きます。
しかし、このようにあるタイミングで突然変わったりするものでしょうか。

終えた後も非常にすがすがしい気分でした。


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