フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

練習

練習記録 2012#3 練習のときに気分が乗らない場合どうすべきか

今日は練習時間を確保しました。


練習メニューは低音スタッカートから始めましたが、思いのほかうまく鳴らないので、しばらくこの練習を繰り返しました。
先週は気持ちよいほどに鳴っていたのに、ちょっと間隔を空けるとこの有様・・・

やはり感覚を完全なものにするまでの間は、かなり頻繁に練習時間を設けないとダメなようです。

今日は最初からこんな感じだったこともあり、どうも気分が乗りませんでした。
気分が乗らないものの、うまくいかない苦手な部分をそのまま放置するのも癪なので、しばらく低音スタッカート練習を繰り返します。

高音域は特段問題ありませんが、音程はやや安定しない傾向がありました。


後半はアンサンブルの曲練習などは一切行わず、先日決定した暗譜練習曲の「ごしきひわ」を少しやりましたが、こちらも 8 分の 12 拍子という少しカウントしづらい拍子のために難航(笑)。

気分が乗らないため、「ごしきひわ」とヴィヴァルディの RV 533 (2つのフルートのための協奏曲) だけを練習しました。

こういう、気分に左右される練習は本当によくないですね。
次回以降、こうならないための方法も考えなくては。

タイトルに書いたものの、解決策が何もない・・・

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練習時間: 1.0時間
現在までの累計練習時間: 11 時間(3.7%)
(レッスン時間込み)

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背中が膨らむイメージ

まだ今週は練習できていません。
録音を聴きまくっています。もう少しイメージトレーニングしながら、何とか個人練習の時間を確保したいところ。


面白いブログの記事を見つけました。

後から、両手で其方の両サイドの腰に手をあててみました。
  ビックリですね。 すごい膨らみようなんです。
  此れぐらい筋肉を使っている事実を、初めて体感しました。

織田信長の謡と、骨盤と、 - フルート アンサンブル 光彩


これ、私もフルートを習い始めた直後に先生に言われたことがあります。

女性の先生なので、さすがに触らせてもらうわけには行きませんでしたが、実際に触ってもらうと明らかに分かるのだそうです。


これに関しては、過去にもエントリーを書いていました。

フルートレッスン戦争記:腹に空気を入れる感覚


背中が膨らむ感覚。
いまだにそんな感覚はありません。

腹部での息圧を意識できるようにはなってきましたが、気がつくと肺、それも随分気管支に近いところで息を溜めてしまっている感じです。

やっぱり他のブログを読むのも勉強になりますね。

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最も難しいのは中音域か

先日のアンサンブル練習では、思ったより中音域が鳴りませんでした。

個人練習でやったときは、見事なまでに美しい音色で中音域の音が出ており、自分で惚れるほどでした(笑)。
しかし、レッスンとアンサンブル練習では同じように出ませんでした。

確かに、個人練習のときと違い、事前に低音域の練習を十分にできたわけではありません。


高音域は、音程のよしあしはともかくとして、音色感で言えばほぼ思ったとおりの音色が出せるようになってきました。
そして、それは体調によって変わることはあまりなく、たとえば練習開始直後であってもそう苦労することなく出ます。

低音域は、最近かなり苦労しましたが、スタッカート練習によってかなり改善の兆しが出てきました。


それに比べて中音域はどうでしょうか。
はっきり言ってかなり不安定です。

ちゃんと鳴らすのが最も難しいのは、中音域なのかもしれません。
ドやレ辺りは、油断していると濁った音になり、美しい音とは程遠いひどい音色になります。


どれが簡単というのはないのでしょうが、今の感覚では、最も難しいのは中音域です。

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練習記録 2012#2 (低音域を鳴らせると、中音域が輝く)

今日も練習時間を取りました。


低音域のスタッカート練習から始めて、中音域、高音域に移動。
口元をあまりいじらずに、腹部の息圧だけで発音するように意識しながら吹いていくと、腹部にもかなり抵抗感が出てきました。

これまで、いかに口の息で発音していたかがよく分かります。
低音域は相当にか細くなっており、ほとんど空気が楽器に届いていないような感じでしたが、今回は大丈夫そうです。


低音域から始めると、中音域が異常なくらい鳴るようになってきました。
これまで高音域はいつでも十分に鳴っていましたが、中音域は鳴るときと鳴らないときの差が激しく、最近は密かに悩みの種になっていました。

今日は、そんな悩みがウソだったかのように、異常に色みの感じられる中音域の音が出ます。

中音域を濃く、心地よく鳴らせるのは本当に気持ちいいですね。


録音を聴き返すと、新たな問題が・・・。
すべての音が、同じ太さです。すべての音符を幅の広い筆で描いているような感じですね。

練習中はあまり余裕がありませんでしたが、少し意識しながら、音の表情を変えてみることにも挑戦したいところ。

練習中は心地いいものの、録音を聴く限りでは、すべて同じ音色で同じ強さなので、簡単なメロディでも流そうものなら、本当にただ鳴っているだけの印象しかありません。

演奏しているときはそれなりに気持ちいいのです。次回の課題ですね。

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練習時間: 1時間
現在までの累計練習時間: 7 時間(2.3%)
(レッスン時間込み)

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続・遅いテンポで練習することについて

毎日夕方くらいにはエントリーを上げたいところですが・・・。
ネタも捻出している状態なので、まだまだしばらくは苦労しながら継続せざる得ないようです。

週末のレッスンに向けて練習もしたいところ。


続、遅いテンポで練習することについて。

アンサンブルの練習でも、気がつくと速くなっていきました。
ひどいときには、メトロノームを付けていても、途中で聞こえなくなって、速くなっていきます。

無意識にテンポが遅くなっていくということはないようです。

なぜか速くなっていく・・・。


おそらくこの原因は、「焦り」です。

演奏に自信がないから焦ってしまい、結果としてどんどん速くなってしまうのではないでしょうか。

自信を持つためにも、まずは絶対に間違えないと思われる極端に遅いテンポでじっくりやってみるプロセスが必要なのでしょうね。
それを少しずつクリアしながら演奏に対する「自信」をつけ、焦りを解消して、周りの音を聴ける状態を保つこと。

しばらくこの件について考えながら練習します。

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練習に楽しさを感じ続ける方法

最近考えていることです。


物事を楽しくするコツは、「進んでいる感」を出して自分で実感することだと感じています。

実際には着実に進行はしているのに、成長の実感がなかったり、気分が停滞し続けたりしているのは、総じて「進んでいない」と感じているからです。


少しずつでも進んでいることを実感できれば、それは楽しくなります。

筋トレや勉強も同じですね。

取り掛かった最初が意外と一番きつい。
しばらくして、上達が感じられるようになってきた頃から、楽しくなってきます。


この「進んでいる」実感を覚えることができれば、それがモチベーションに繋がります。

進んでいる感を感じ続けるには、日々の進行具合を記録していくと同時に、完了の到達点も設定しておく必要があります。

完了の到達点がないと、どこに向かって走っているのかが曖昧になり、進行の度合いも今ひとつ実感しにくいのです。


フルートの練習で停滞を感じるのは、今どのくらいうまくなっているかを自分で感じられないからです。

去年の今頃と比べてどのくらいうまくなったかというのは、録音を聞き返したり、ブログを読み返したりすることである程度実感はできるかもしれません。

ただ、向かうべき到達点がない状態での進歩は、あとどれくらいがんばればいいのかが分からないので、やはりイメージしづらくなります。

私の場合、この 1、2 年の問題は、ここにあるのではないかと思い始めています。

明確な到達目標を持たないままレッスンを受け続けているので、できることは増えているものの、どこまで上達しているのかイマイチ実感がありません。


そういう意味では、教則本のシステムはよくできています。

「修了」で一端の区切りがつきますから、それに向かって今どこまで消化しているのかはすぐに判りますし、あとどのくらいがんばれば終わるのかも明確に判ります。

今の私は、どこがゴールかも聞かされていないマラソンを延々走っているような感覚です。これは正直辛い。
案外こういう人はかなり多いのではないでしょうか。

教則本を終えること自体が目的になってはいけませんが、マラソンのコースがちゃんと用意されているほうが走り続けやすいのは確かだと思います。


アマチュアの楽器練習は、おそらく最終的なゴールなどないのでしょうが、誰しも到達したい目標はおぼろげには持っています。

せっかく走り続けるなら、ゴール地点をはっきりさせた上で今どこを走っているのかを逐一確認できる状態にしておくほうがよさそうです。

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成果を確認するために練習記録をつける

このブログが謎のサイトに引っかかってしまいました。


それでは今日も、
全くの自己満足的で取材した論評が書かれているサイト集をご紹介します。

http://sky.ap.teacup.com/yuina725/44.html


ほう、「全くの自己満足的で取材した論評が書かれているサイト」らしいです(笑)。そうかもしれません。

どうも、自動生成で作られたブログっぽいですね。あまり気にしないことにしましょう。


来週の成人の日は、アンサンブルの練習日です。
まだ今年に入ってから、個人練習もレッスンもありません。

本を読んだり練習計画を考えたりと、何かしらフルートのことを考えるようにはしていますが、そろそろ楽器を触りたいところです。

フルートももう 5 年目に突入したので、今年から練習記録を定量的に付け直そうかと思います。
毎回練習やレッスンを開始した時点で何をどう練習しようかと考える始末で、昔と違って漫然と練習してしまっていることが多く、練習の効果も認識しづらい状態です。

あんまり「練習、練習」と考えたくはありませんが、ちゃんと効果を実感したいですね。
そのためにも、こなした記録を積み重ねて見返せることは重要かもしれません。

レコーディングダイエットなんかと同じですね。

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息を飛ばす方向

練習時間を作って 1 時間練習しました。


週末のレッスンで、音程がやけに上ずることが気になっていました。
どうやら、頭部管の向きを変えたため、同じように吹いているつもりでも角度がかなり変わっていたようです。

吹き込む息を真正面にすることを意識して、頭部管の向きを変更したまま、構えるように修正。
確かに音程はまともになりましたが、かなり苦しい持ち方になってしまいました。
見た目には普通ですが、これまで胴部管を外向きに構えていたため、キーが真上に来るような構え方になり、感覚的にはかなりこちらに向けたような感じで違和感があります。

しばらくこれで慣らすべきか・・・。


頭部管の向きを以前の角度に戻すと、確かに音程は戻っているので、明らかにこれが原因です。
ただ、真正面に向けて息を飛ばすというような感覚は、しばらく失っていました。

何とか音色感は持ち直してきたので、次のレッスンまでに平日に数回練習時間を取りたいところです。

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低音の不安

昨日はレッスンのあと、練習時間を確保しました。


久しぶりに練習スタジオでの練習です。
レッスン室などと違って多少は広さがあるので、反響を感じることができます。

レッスンで目立った発音の悪さの改善に、最初の 30 分くらいを費やしました。
最近毎回の練習に組み込んでいる息のみでの発音練習で、高音域での音がはっきりと出るように集中。

シならシを、息を吸っては発音、そしてまた息を吸うの繰り返しを続けます。
傍目から見ると何をしているのかさっぱり分からないような練習です。

まともな発音ができるようになってから、ソノリテの半音階下降と上昇。
アルテスは今回から 11 課の練習曲なのですが、どうも休符が長くてイメージしづらく、途中でやめてしまいました。


今のところまだ先生には何も言われていませんが、音の揺れが激しくなってきているような感じで、気になっています。
以前はなかった低音での揺れも出るようになり、意識的に止めても完全にはなくなりません。

ヴィブラートの意識のしすぎなどもあるのかもしれません。
低音は特に息の圧力が一定にならない感覚があり、息の心配がつきまとうので、呼吸方法を含めてこちらも試行錯誤したいところ。


ジェフリー・ギルバートの本をまだちゃんと読み切れていません。早く読んでしまいたい・・・。

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練習量と上達の関係

練習量とその効果について。

練習量と上達の間にはべき乗の関係が成り立ち、途中で大きく上達したり下手になったりする揺れと、その一つとしてスランプ状態が続いたとしても、総合的に見ると「巾乗則」に従うのだそう。

練習量と上達度はおよそ巾乗則に従うというものの、練習しても上達しない「スランプ」の時期が結構あることがわかります。スランプの時期は練習しても上達しないばかりか、かえって下手になっていくこともあります。スランプを脱出すると一気に上達が進み、大局的には巾乗則のとおり上達が進みます。

第50回 練習の効果 | WIRED VISION

楽器の練習にも当然同じことが当てはまりそうですね。

この折り紙の試行も、15 万回にいたるまで無心でやっているわけではないでしょうから、途中で気づきやひらめきを得るために考えながらやり続ける必要はありそうです。

そういえば以前に比べて、「ある日突然出来るようになっていた」というパターンが激減しました・・・。

どうすればもっとよくなるかを考えながら、地道に練習していくしかありませんね。


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