フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

練習

音をきれいにするには、体幹が重要か

最高の音質は、いつも練習時間の終了間際になって出てきます。


今日もタンギングの明瞭化をテーマにしながら、新フルートの方で練習時間を取りました。
昨日は都合で以前のフルートを使って練習しました。ほとんど1ヶ月以上ブランクを開けてのこの楽器での練習でしたが、思いの外よく鳴って少々驚きました。

やはり、この楽器はかなり鳴らしやすいのだと思います。
以前はそんなことは全く思いませんでしたが、変わり種フルートを吹き始めるようになってから、前の楽器がいかに鳴らしやすいものだったかがよく分かりました。

これでいいのだろうかと思うほどよく音になるので、これに慣れ過ぎると良くないかもしれないと思うほどです。


ただ、昨日の録音を聴くと、あまりの音程の酷さが愕然としました。

チューナーを紛失してしまい、最近はチューナーを付けて練習していません。それでも新しい楽器はかなり音程を取りづらいので、レッスンに行ったときなどかなり神経質に気を払うのですが、以前の楽器で練習したときは鳴りの良さに気分が良くなり、そのまま心地よく吹きました。

吹いている最中、それほど音程がおかしいとは感じませんでした。

しかし、録音を聞き返すと、気持ち悪いくらいに音程が悪い・・・。これは音程感覚がまだはっきりつかめていない私でもひどいのが分かります。


その音程の問題なども気にしながら、今日も練習に取り組みました。

それでも前の楽器で伸びやかに出る音色はやはり捨てがたく、これに近づくようにこのフルートでも吹いてみます。


相変わらず低音が見事に鳴らず、しばらく低音域をゆっくり鳴らすことに意識を向けました。


基礎練習を6、曲練習を4くらいの割合で時間配分し、曲練習は大昔にやったテレマンの無伴奏フルートのためのファンタジー2番をやりました。

今やっても強烈に難しく、随分間違えましたが、一度やったことがあるだけに感覚で覚えている部分もあり、吹いていて楽しめる曲ではあります。


一通り楽しむと良い感じに時間切れになり、最後に軽く高音域の発音を再度試すこと。
唇を限界まで絞って、前回得られたイメージでそのとおりに吹きます。しかし、前回と同じようには全く鳴りません。

何をどうしても変わりません。
前回理解した内容を元に、ちゃんと絞って吹いているにもかかわらずです。

息の圧力やら、角度をあれこれ変えつつ試していると、ようやく何度か前回と同じような音色が得られるようになって来ました。

ここで分かったことがあります。


楽器の求めるポイントに当てて得られる最高の音色というのは、どうも角度や息の収束密度だけ揃えば実現するものではなく、スピードや持続性から成る空気柱の強さみたいなものも必要だということです。

物理的にはどうなのか分かりませんが、感覚的には口腔内や喉辺りから適当に出している息では、同じ密度に揃えて当てても満足のいく音色になりません。
しかし、腹部というか体幹から持続的に同じ強さで潤沢に息を送り込めるようになっていれば、ちゃんと鳴ります。


こういう感覚をちゃんと活字で表現できないから習得も容易ではないのでしょうね。

今日こうやって感覚を得ても、また忘れてしまいそうです・・・


同じ音価の音を発音するにしても、歌口に到達するまでに通ってきた経路が長い息の方がしっかりなるような感じがします。

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フルートの演奏で最も早く直すべき点

昨日の発表会を見て、確信したことがあります。


やはりタンギングは大事だということです。
前回のタンギングのエントリーを書いた直後だったということもあるのかもしれません。

アンサンブルのメンバーの一人がピッコロでソロ演奏したのですが、思いのほか見事で驚きました。

普段アンサンブルの練習では合奏でしか聞きませんし、ピッコロでの演奏はこの時初めて聞きました。おそらく他のメンバーも同じでしょう。

比較的速い曲でしたが、高音域であることを無視しても音の輪郭がはっきりしており、かなり完成度が高く感じました。

一つずつの音が明瞭なだけで、ずいぶん印象が変わりそうです。


そのくらい音の発生は大事なんだと感じます。
自分の録音を聞き返すと、音色はよくても、輪郭はあまりはっきりしないことが多く、なり損ないもあります。


今日の練習はタンギングと、過去やった曲のおさらいをしてみました。

タンギングは意識している時はよいのですが、少し気を抜くと忘れてしまいます。また、タンギングはてきていたとしても、掛け方が甘いようで、ほとんどちゃんと輪郭が聞こえません。

今年のうちに何とかこのタンギング問題は解決したいですね。

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吹いた音が分散してしまう原因

今日はフルートの練習をしてきました。


昨日、練習に関するエントリーを書いたばかりなので、ちゃんと時間は確保しないといけません。

1時間しっかり吹き込んできました。


「ごしきひわ」が完璧になるように、暗譜ベースで練習することにしました。
簡単な楽譜なのに、いまだに暗譜はしておらず、楽譜にかじりつきながら演奏する状態は変わりません。

10回連続で確実に演奏できるように、ひたすら繰り返してみました。

簡単な楽譜なのに、なかなか覚えられません。
暗譜の仕方というのも、ちゃんと勉強したほうが良いのかもしれません。

少なくとも今は譜面のイメージを脳内にイメージするといった高度な芸当はできておらず、楽譜を追って演奏している時間そのものを再現しているような感じです。譜面のどの場所、といった位置情報を思い出しながら練習しているという方が正しいかもしれません。


ところどころおぼろげにしか覚えておらず、指回りの記憶を頼りに思い出す始末で、正しく演奏できるのは数回止まりで、10回連続には到底辿り着きそうにありません。


音が分散してしまう


練習時間の3分の2を消化した辺りで、さっきまでよくまとまっていた音が、急に分散するようになりました。

分散するというのは、フルートを鳴らしても、思っている音域のひとつの音にまとまらずに、違った音が複数混じって聞こえる、いわゆる「鳴り損ない」現象です。

これは昔から悩んでいる問題の一つで、今でも時折起こります。特に中音域で多く起こり、まともな音で鳴るときとの落差が極めて大きいので一気にテンションが下がります。

この楽器にしてからは特にそれがあります。


疲労などによって息の唇への当たり方が変わっているのだということは何となく想像がつきました。

こうなると、何をどう吹いても分散音にしか鳴りません。


本番にこんな汚い音で演奏することを考えるとゾッとします。

鳴らないと、どんどん息を強く吹き込んでしまいますが、当てる角度やスピードなどをあれこれ変えて、何とか元通りに鳴るポイントを見定めることにしました。


原因は息の入れすぎであるということ


結局うまく行かず、色々試しているうちに時間切れになってしまいました。

どうにも納得がいかず、片付ける前に最後の悪あがきをすることにしました。
幸いなことに今のこのフルートは、普通のフルートと違って片付けにあまり時間がかからないので、ぎりぎりまでやることに。

気を楽にして、少なめの息で高音域を鳴らすと、今までとは全く違う音色が得られました。

これには驚きました。
この楽器で気に入っている鳴り方の音が、この息の量で鳴っているのです。

気に入っている鳴り方というのは、前に使っていたフルートとほとんど同じような音色なのですが、これを出すのは今の私には簡単ではなく、かなりウォーミングアップしてからちゃんと息を通さないと出なかったのです。


あれほど苦労して出していた音色が、わずかな息の量でちゃんと鳴っています。

どうやら音が分散してしまっていたのは息の入れすぎで、唇を緩めすぎていたことが原因のようです。

唇を緩めていたといっても、脱力していたという意味ではなく、息穴を開き過ぎていた、ということです。

感覚的には、「針穴」に近いような感覚まで絞り込んでいます。

これはやり過ぎだろう、というくらいまで細く絞って吹いていますが、それでも見事に意図していた音が得られます。

この感覚を覚えてから帰りたいと思いましたが、時間切れなので仕方がありません。


忘れないうちに明日また練習したいと思いながら切り上げました。

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こだわりがなくなってきているということ

最近、物事にこだわりがなくなったことを感じています。
フルートはまだマシなほうですが、その他のことは本当にこだわりが薄くなってきました。

没頭できる趣味や仕事、専門分野に以前ほどのめり込めないのです。

しばらくはこのことをほとんど意識していませんでしたが、最近になって妙に気になってきました。
これはよくありません。


思い出してみれば、プログラミングでもゲームでも、その当時ハマったことは、寝る間も惜しんで熱中できるほどの情熱みたいなものがありました。まさに四六時中そのことを考えていても全く苦にならず、逆に他のことが考えられないほどです。

フルートは今もまだ意識的に練習しているし、音色づくりや練習方法も常に気にはなっています。
ただ、以前ほど熱中はできていない感じです。

フルートアンサンブルに入ったことは救いでした。
もしこれに入っていなかったら、今よりももっと熱は下がっている可能性がありますね。

フルートは、音質だけは今も異常なくらいこだわりを持っています。
これと同じように、フルートそのものや、練習に対しても熱中できるようにしたいものです。
そうなるとまたレッスンの姿勢なども変わりそうです。

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音が汚いのは録音設定のせいだった

驚愕の事実が分かりました・・・


大昔から悩みの種の一つだった、音の発生直後の音が汚くなる件です。
録音を聴き返すと、息を吸って最初の1発目に出す音に破裂音が混じり、どうにも聞きづらい印象を感じていました。

これはいまだに直らず、どうしたものかと思案していました。


カラオケなど、雑音の混じる空間での練習で録音していると、発音していないときは室外の雑音(他人の歌声など)が聞こえるのに、演奏しだすと聞こえなくなります。

これはレコーダーの機能らしく、フォーカスをそこに当てているので、別に聞こえる音をノイズとみなして拾わなくなるようなのです。この機能自体は知っていましたが、特段問題だとは思っていなかったので、気にしていませんでした。


マイク感度という設定項目があり、設定値は「高」と「低」です。
楽器の演奏なので、何となく「高」にしておいた方がよさそうと思ってそうしていました。

「低」にするとどんなにひどくなるんだろうと思いながら試してみると、見事に自然になりました。


出だしの破裂音は消え、妙な強弱変化も起きなくなりました。
さらに、ヴィブラートがかかっているときの空気音もかなり聞こえるようになりました。

ブログを読み返してみると、なんとこの件でちゃんとコメントももらっていました・・・。
うーむ。

フルートレッスン戦争記:レッスン #61 (第1音が汚い件)

まいりました・・・。
無設定で録音できるレコーダーで録音するのが一番のようです。

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低音が慣らしにくいのは、技量不足が原因っぽい

変り種の新フルートにも多少慣れてきました。


低音が本当に鳴らずに苦労していましたが、ソノリテの低音練習の項をやり直すと、見事に鳴るように。

低音に苦労している人は、この練習は本当におすすめです。
ちょっとやるだけで結構変わります。温かい息とか、冷たい息とか、そういう感覚はもちろん大事だと思いますが、まともな低音を発音するためには、そういう感覚以上に、唇のコントロールと息の量の調節が大事だと感じました。

ただ、この練習の効果も長時間持続しないので、しばらくはこの低音練習を織り交ぜていかないといけないようです。

どうもこの楽器の場合、唇をちゃんと絞って息を入れないと、まともな低音の発音にはなってくれないようで、少し気を抜くとすぐに上の音になってしまいます。


ここで何となく感じたのが、日本製の楽器はかなり鳴らしやすいんじゃないかということです。
変り種フルートは安物なので、ヨーロッパやアメリカの有名ブランドの楽器とは比べられませんが、少なくとも日本製ではありません。

これまで使っていたパールのフルートも、多少鳴らしにくいと感じたことはあり、試奏会などで他社の楽器を吹くと、発音のしやすさには毎度驚きました。

しかし、今回のこの楽器は、試奏会のときも低音が全く出ませんでしたが、買ってしばらくしても本当に鳴らせませんでした。今も安定的に発音できるかはかなり怪しい・・・。

最初は慣れていないせいか音程もひどくて、やっぱり変り種だけにそういう楽器なのだろうと思っていましたが、今は音程も落ち着いてきました。結構まともです(笑)。


よく考えてみると、試奏会で外国産の楽器を吹いたことはあまり多くありませんでした。
日本の楽器は鳴らしやすすぎるとは聴いたことがありますが、それは高音のことだと思っていました。


特殊なフルートなので、これだけで判断することはもちろんできません。
それにしても、録音を聴き返す限りでは、本当に楽器の音色差がほとんど分かりません。

遠い距離で録音しているわけではないので、音量などに差はあるかもしれませんね。
もうしばらく様子を見てみたいと思います。

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最初からMAXスピードで息を送ること

今日は無理やり練習時間を確保しました。


土日はレッスンでした。
レッスンの記録は少し遅れますが、別途エントリーを立てます。

最近の課題である、タンギングを正確に行いながらの発音練習をしばらくやりました。
後から録音を聴くと、どうも出だし不明瞭なところが多く、今最も改善すべきポイントの一つだということが分かります。

明らかに汚い発生の仕方なので、発生時点から明瞭に音になるようにしたいと思いながら練習。
案外難しいもので、クリアな立ち上がりにはなりません。

どうもタンギングそのものの問題というよりも、息圧の問題のような気がしてきました。
音を伸ばすと、中間の音はすごく鮮明な音色になります。しかし、出がかりは非常に不明瞭です。場合によっては、オクターブ落ちたりすることもあります。

ここで分かるのは、最も鮮明な音が出る息のスピードが、音の出がかりには出ていないということです。

鮮明な音色を出すのに必要な息の速さに到達しないうちに発音しようとしているので、不鮮明になるようなのです。


ここにタイミングの合わないタンギングが重なることでさらに不明瞭になります。
初速から最高スピード(?)で息を流し込むことを意識しないといけないようです。

しばらくこの意識をしながら練習し続ける必要がありそうです。

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練習時間: 1.0 時間
現在までの累計練習時間: 23 時間(7.7%)
(レッスン時間込み)

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考えることは多い・・・

昨日の個人練習で RV 533 とごしきひわを少し吹きました。


ある程度形にはなってきましたが、楽譜をにらみ続けながらじゃないと演奏できないのは相変わらずで、まだ指回りも怪しい感じです。

音階練習も一応やってはいるのですが、最近タンギングの問題だったり色々と考える必要のあることが出てくるので、少し練習しては次のメニューという繰り返しです。
音階練習の量を多少増やして、指をあまり意識することなく流せるようにしたいと思っています。


もう一つ問題があり、右手人差し指の「タコ」です。

これが曲者で、もうできてから随分経ちますが、これがあることが原因なのか、出す音によっては楽器の安定に問題の出ることがあります。

いつになったら、楽に安定して演奏できるようになるのやら・・・。


アンサンブルの曲練習も、個人練習ではパート練習にしかならないので、1 回の練習時間でそう何度も回数をこなすのが気分的に難しく、いつも 1、2 回通してやめてしまいます。

次の定期練習までに、問題は解決しておかないと。

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タンギングすることに注意してみる

前回のアンサンブルの練習で、メンバーからタンギングが柔らかすぎることを言われました。

私にだけ言われたわけではないのですが、以前からレッスンでも何度か指摘を受けていたことではあり、改めて考えてみることにしました。


なぜタンギングしていないのかを考えてみる必要もありそうです。

タンギングをして発音しないといけないのはもちろん分かっています。
しかし、タンギングをして発音する場合に音が悪くなるからなのか、気がつくとしていないことがよくあります。

特に p のニュアンスのときの発音は顕著で、かなり高い確率でタンギングしていないか、していても意識の中でしているような感じで、物理的に舌を突いているような感じではありません。


今日は新宿に打ち合わせに行き、その帰りに練習しました。
練習では、タンギングに注目し、とにかくタンギングなしの発音にならないように意識しながら吹いていきます。

録音を聴き返すと、タンギングをしているほうが明らかに明瞭に聞こえます。
演奏中に自分で聴いてると、「後押し」がきれいに響いて聞こえるためにそれに酔ってしまい、出だしの部分にはあまり神経を向けることができません。

「後押し」によってトータルでよいように聞こえてしまうのがそもそもよくないようです。


録音で聴くと、明らかにタンギングありで正確に発音しているほうが聴き心地もよく、まとまっています。

出だしがいびつなのは、やはりよくありません。


タンギングありでの発音でも、音潰れが発生するために聞きづらいことがあり、これも解消していく必要があります。
思っていた音が出るかどうか、といつも不安に感じていること自体がよくないのでしょうね。


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練習時間: 1.0 時間
現在までの累計練習時間: 22 時間(7.3%)
(レッスン時間込み)

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録音で確認する進化

見事にずるずると無更新日が・・・。

今週はほぼすべての日に打ち合わせが入ってしまい、その影響でフルート自体を持ち歩くことができず、練習には行けませんでした。


アンサンブルの練習の録音も聴き返さないといけません。
結成時の録音も聴き返してみると、音色に劇的に違いがあるような感じはせず、想像よりもあまりインパクトがなくて残念な気はしましたが、トータルで言う完成度は確かに格段に違う気がしました。

過去の録音を聞いた後で、改めて最新の練習のものを聞くと、音色感よりも、ノイズが少なく、全体的に随分整ってきた印象は感じられます。

もう少し全体練習する時間があるようなら、一度過去の録音を全員で聴いて聞き比べてみるようなこともしてみると思い白いかもしれません。

細かい点に着目するとあまり違いが分かりませんが、単に全体的に聞いて比べてみると、質は随分変わっているようです。


明日はレッスンです。
2月ももう1週間が過ぎてしまいました。早すぎる・・・。

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