フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

低音

低音が慣らしにくいのは、技量不足が原因っぽい

変り種の新フルートにも多少慣れてきました。


低音が本当に鳴らずに苦労していましたが、ソノリテの低音練習の項をやり直すと、見事に鳴るように。

低音に苦労している人は、この練習は本当におすすめです。
ちょっとやるだけで結構変わります。温かい息とか、冷たい息とか、そういう感覚はもちろん大事だと思いますが、まともな低音を発音するためには、そういう感覚以上に、唇のコントロールと息の量の調節が大事だと感じました。

ただ、この練習の効果も長時間持続しないので、しばらくはこの低音練習を織り交ぜていかないといけないようです。

どうもこの楽器の場合、唇をちゃんと絞って息を入れないと、まともな低音の発音にはなってくれないようで、少し気を抜くとすぐに上の音になってしまいます。


ここで何となく感じたのが、日本製の楽器はかなり鳴らしやすいんじゃないかということです。
変り種フルートは安物なので、ヨーロッパやアメリカの有名ブランドの楽器とは比べられませんが、少なくとも日本製ではありません。

これまで使っていたパールのフルートも、多少鳴らしにくいと感じたことはあり、試奏会などで他社の楽器を吹くと、発音のしやすさには毎度驚きました。

しかし、今回のこの楽器は、試奏会のときも低音が全く出ませんでしたが、買ってしばらくしても本当に鳴らせませんでした。今も安定的に発音できるかはかなり怪しい・・・。

最初は慣れていないせいか音程もひどくて、やっぱり変り種だけにそういう楽器なのだろうと思っていましたが、今は音程も落ち着いてきました。結構まともです(笑)。


よく考えてみると、試奏会で外国産の楽器を吹いたことはあまり多くありませんでした。
日本の楽器は鳴らしやすすぎるとは聴いたことがありますが、それは高音のことだと思っていました。


特殊なフルートなので、これだけで判断することはもちろんできません。
それにしても、録音を聴き返す限りでは、本当に楽器の音色差がほとんど分かりません。

遠い距離で録音しているわけではないので、音量などに差はあるかもしれませんね。
もうしばらく様子を見てみたいと思います。

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弦楽器の音色から

やはり 1 回間を空けたりすると、すぐに更新ペースが崩れてしまいそうです。


来週はすべての曜日が打ち合わせで埋まってしまい、やはり練習時間を取るのは難しそうです。
土曜日に練習室を取っているので、ここで何とか確保するしかありません。

久しぶりにヴァイオリンの CD も聴いてみました。
このところフルートの CD ばかり聴いていたので、趣向を変えて弦楽器のものにしてみました。

フルートだと音色からどんな吹き方をしているのかイメージしてしまいますが、ヴァイオリンはいまひとつよく分からないので、単純に音色だけをイメージしながら聴くことができます。

低音が深い。

これだけ水分を感じる音がフルートでも出せると気持ちよさそうです。

どうも低音はバリバリ出すことばかりを考えていましたが、違う楽器の朗々と鳴る演奏を聴くと、イメージが変わります。


今週はイメージトレーニングだけだなぁ・・・。

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続・低音練習

昨日も夜に自宅で練習しました。


低音メインで吹きまくります。音量があまり出せないので、思いっきり吹いても大丈夫なようです。これなら防音室もいらない。息をセーブして変な癖がつくこともありません。


低音が鳴ると本当に楽しいですね。

トレバー・ワイの教本に載っている譜面を手当たり次第吹いてみました。低音の最後の方は腹部が結構辛くなります。変に力みすぎているのかもしれません。次にレッスンで聞いてみることにします。


この日はあまり長く吹かずに終了。
久しぶりに管体を時間をかけて磨きました。普段あまり神経質に磨かないので、いつもより光沢が出たような気がします。

吹いているとすぐにタンポの音がしだすので、気になっています。
やっぱりパウダーペーパーがあった方がいいのかな。

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自宅で低音を練習してみる

今日は自宅で吹いてみました。


意外と仕事から帰るのが遅くなり、レッスン室に行くこともかなわず。

思い切り吹けなくても、指の練習でも何でもできればと思ってやってみることに。
レッスンでやっているトレバー・ワイの教本にある音階練習を延々とやりました。

どうしても息をセーブしなければならないので、以前は高音はなかなか出せませんでした。息の穴を小さくして息のスピードだけ保つようにすると、それなりに高音も出せます。音量は小さくセーブできますね。


低音は十分室内で練習できそうです。
低音は息をセーブするまでもなく、音量がまだそこまで出ないので、とにかくイメージを強くもって内側にゆっくりと吹き込んでいきます。

低音が鳴りだすと、音量が小さくても楽しくて仕方ありません。
低音のレやド#はかなりしっかり出るようになってきました。


低音を出すときのほうが腹の負担が大きいような気がします。

実際のところどうなのでしょうか・・・。

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低音を克服する

昨日30分くらい練習しました。


前回のレッスンで低音がだめだめだったので、20分少々の短い時間をすべて低音の練習に充てました。

最初に吹いてみると、やはりレッスンのとき同様、まったくと言っていいほど息が続きません。酸欠状態に近いです。


息の量の制御が高音より難しいということで、より息の当て方と喉を広く開けて音量を増すイメージをしてみました。音のイメージは先日演奏を聴いた高木さん、構えと吹く格好はキム・ミヒです。

息を内向きにイメージして、息の支えを強く維持すると、かなり強い音が出てくれました。


感覚をつかみかけたところで時間切れ。

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