フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

マレ

スペインのフォリアに挑戦してみる

時々は練習しております。


テレマンのソナタと、久しぶりに「スペインのフォリア」をやってみました。

「スペインのフォリア」は、このブログにも何度も書いている通りで、フルートをやり始めるきっかけになった無伴奏曲です。
最終的にこの曲を自在に演奏できるようになることが目標で、これは今も変わっていません。


練習の時に少し時間を割いて演奏してみました。
最後に挑戦してから 2 年くらいは経っていると思います。

手も足も出なかったので、放置していたのです。


今回やってみて驚きました。
ミスは出ますが、案外それらしく演奏できています。
主題となる第 1 変奏だけですが、演奏していて気持ちよくなるくらいまともに演奏できています。

これは楽しいとばかりに、第 2 変奏もやりましたが、こちらも 2 年前とは違い、手も足も出ないという感じではありませんでした。


第 3 変奏以降は全くダメですが、正直驚きました。
バロックをやり続けている効果もあるのかもしれません。

夢に描いていたものに少し近付いている実感が得られると感じると、途端に楽しくなりますね。


第 1 変奏は頻繁に練習に混ぜることにしましょう。

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ヴィースラーの衝撃!

NAXOSですごいフルーティストに出会いました。

フルート奏者を探したくて、「syrinx」のキーワードで検索してみました。

このサイト、楽曲を指定しての検索は非常に使い勝手がよいのですが、フルート曲の演奏だけをピンポイントに探すのは苦手なようで、楽器指定で検索してもあまり出てきません。

とりあえずシリンクスならたいていのフルーティストは録音があるので、これで引っ掛けてみたのです。


そして、偶然見つけたのは、マヌエラ・ヴィースラーという女性フルーティスト。
ジャケットの顔は、どこかで見たことがあります。

たくさん出てくるリストの中で、このCDを選んでしまったのは、マレの曲のタイトルがついていたからです。

演奏時間が長いので、もしやとは思いました。
再生すると、間違いなくフォリアです。タイトルは違うのですが・・・。


ここで思い出しました。


年明けに行った石丸電気SOFT3で手に取った名前も知らない女性フルーティストです。
確かに「ウィースラー」と書かれてあったのを覚えています。


驚きました。
今流れているスペインのフォリアは、高木綾子さんの演奏とはまるで違います。

今まで何曲も聴いてきたフォリアは、高木さんの演奏より心に響くと思ったことはありませんでしたが、ヴィースラーの演奏は信じられないくらいに緩やかで、音楽味が溢れています。


スペインのフォリアは全体的に曲のスピードが速いので、ヴィオールでの演奏を含めて、かなり速い演奏が多いと思います。
ヴィースラーのフォリアは、強烈にゆっくり流れます。そして、甘い。


かなりたくさんのCDを出しているようなので、ほかの曲も聴いてみたいと思います。

どんな人なのか調べてもなかなか見つかりません。
見つけた情報では、2002年ごろ引退してしまったのだとか・・・。

残念。

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ヴィオール版のCDを購入4

仕事帰りに秋葉原の石丸電気SOFT3に寄ってきました。


ここはクラシックとジャズ専門館になっていて、在庫数も多くてCDを見ているだけでも十分楽しめます。

輸入盤を見ると、知らないフルーティストの名前をたくさん見つけることができました。


探しているのはもちろんスペインのフォリアです。
フルートでの演奏の入ったものがあれば一番よいのですが、ヴィオールでの本来の演奏を一度も聴いたことがないので、ヴィオールのCDも気になります。

フルート版の楽譜があるくらいなので、演奏例も探せばあるものだと思っていましたが、探してもなかなか見つかりません。1つ見つけましたが、まったく知らない女性のフルーティストです。

とりあえず今日はヴィオール版を見つけたので、こちらを買うことにしました。
こちらは、輸入盤の日本語帯には「スペインのラ・フォリア」と書かれています。

Marin Marais: La Folia


帰宅して聴いてみて仰天。
フルートだと、旋律のすごくはっきりした演奏になりますが、ヴィオールだとそういうわけでもないようです。

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