フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

フルート研究(楽器)

ケノンの楽器を手にしたらどう反応するのか

こんにちは。


先日発表会に出たという話をしました。
実はそこで、S氏と話し込むことができました。

S氏というのは、去年この記事で話題にした人です。

立てた目標を達成できない本当の理由

今も同じ教室に通っているらしいのですが、実は現場ではほとんど会ったことがありません。
活動できる日や時間帯が違うのでしょう。全然会わないんです。


彼も発表会には毎回出ているのですが、私が発表会では身動きが取れないことが多く、なかなか話しに行けませんでした。
今回、久しぶりにS氏と話をしました。


もちろん話題はケノンです(笑)。
どういう反応をしてくれるのか、ものすごく楽しみでした。


ちなみに今までにこの楽器を何人かに見せていますが、反応は全部同じでした。
別に試しているわけではなく、こちらもその反応を期待しているわけです。

同じ反応というのは、驚いて笑うことです。

みんな同じ反応をしてくれます。


まず楽器そのものが重いことと、見慣れない形状。
私はキーの補助板とか、見て一瞬で分かる違いに気づいて驚くものだと思っていましたが、結構多いのが、ブリチャルディキーの左側に妙なキーが鎮座していることに気づくことです。

IMG_0510

これです。Cisトリルキーというのだそうです。


楽器を入手した直後、楽器店の管楽器リペアの方に見てもらいました。

そのときも驚かれましたが、一番最初に目についたのはこれでした。この部分は、明らかに普通のフルートと違います。


発表会ではS氏はまだ出番前でした。
休憩時間になったので、食事中の彼に楽器を見せることにしました。

モイーズモデルの存在自体は知っていましたが、どこのメーカーの楽器なのかはよく知らないようでした。
ちょっと話のネタにしようと思っていたら、「吹いていい?」と言うので吹いてもらうことに。やはり真っ先に先ほどのトーンホールに気づきました。


休憩時間中のホールで、誰に構うことなく曲を吹き始め、止まりません(笑)
Aisレバーで開閉するこのトーンホールで鳴らすトリルの方が音程がよく、ここに空いていることに意味があると言いながら、残りの休憩時間の十数分、ずっと吹き続けました。

やっぱり吹いていて面白かったんですかね。


指が動かしやすいというので、キーの位置や高さの話をしたら、ようやくそれに気づいたような感じでした。補助板はともかく、右手のキーは言われないと気づかないかもしれません。


久しぶりに話し込みました。


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ケノンのモイーズモデル初期型

こんにちは。


昨日こちらの記事でお話ししたとおり、実は今、ケノンの洋銀フルートを入手して、ずっとこれを吹き続けています。

ケノンのフルートを入手しました!

今手元にあるこのフルートは、「モイーズモデル」と呼ばれるフルートの初期型のようです。
モイーズモデルは、モイーズが設計して作らせたという総洋銀製の人間工学に基づいた(?)新しいフルートです。

私はこれの存在を知ってから、それまで持っていた楽器そのものへの興味がほぼ完全になくなってしまいました。

何よりモイーズモデルというのは、量産型だというのがいいですよね。

ルイロットやハンミッヒなどのヴィンテージフルートに比べると、結構な数が作られていて、その楽器自体に特殊な性能があるわけではないというところが面白いです。
市場に出てきても、大した値段がついていません(笑)

ところが、調べてもなかなか情報が出てこないんですよね。
レアなのかレアじゃないのかよく分からない。


おまけにケノンとかいうフルートメーカーがあったことを知らない人の方が多分多いので、楽器店に言っても話が通じなかったりします。


偶然なのか何なのか、私が手にしているのは、モイーズモデルの特徴を持ちながら、いくつか気になる点があります。

もしかするとケノンの楽器をコピーしただけの「バッタモン」の可能性もありますが、私がこれまで見てきた市場に出回っているモイーズモデルと比較しても、ほぼ同じものであることは間違いありません。
そして吹いてみてそれはよく分かりました。


量産する前の試作楽器だったというエピソードが本当なのかどうかは分かりません。

IMG_0696
なんと、「COUESNON PARIS」ロゴが、横向きに刻印してあります。 
 これまで、モイーズモデルの写真はいくつも見てきましたが、こういうものは見たことがありません。

ちなみに、頭部管のロゴも横向きです。

IMG_0505

はい。もう分かりましたよね。

そうです。

実は足部管も同じなんです。

IMG_0519


全部、楽器に対して横向きのロゴが刻印されています。

 
もしかしたら本当に試作楽器なのかもしれないと思うところがいくつかあるにはあります。


それが、こちら。

IMG_0698

こういった妙なモノがポストの部分にはいくつか(というかかなりの数)露出しています。

最終的に切り取るモノなのかもしれません。

露出していても害がないので、気にはなりませんが、これまでに見てきた楽器にはほとんど見られません。


うーむ、バッタモンかなー。いやー、違うと思うんだけどなー(笑)
肝心の音は、前の記事でもお話ししたとおりで、普通に吹いていると普通の音しか出ません。

ところが、「息の柱」を絞れば絞るほど、これまた妙な音がするんです。

音から汁がしたたるような、極めて素朴な音がします。
これは近いうちに録音して公開する方が早いと思います。


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ケノンのフルートを入手しました!

こんにちは。


久しぶりにブログを書きます。
これまた久しぶりにコメントを頂いたので、気分が上がってしまいました。 

この週末がちょうど発表会で、新たに刺激を受けました。


先日、ブログで新たな楽器を入手したという話をしました。

実はとんでもない楽器でレッスンを受けていたりします

感覚論に頼らないために

しばらく温めていたのですが、もういいだろうということで、ついに話すことにします。


2008年頃からその存在を知って、ずっと気になっていたものです。
私が楽器そのものへの興味を失った大きな原因の一つでもありました(笑)。

当時から、そのフルートは喉から手が出るほど欲しいと思うものでしたが、運良く見つけても即購入できるような状況ではありませんでした。

パールの楽器よりもToccoのフルートを鳴らしている方が楽しかったので、しばらくはもうそれで満足していたんです。


ところが、それは突然やってきました。



こういうことがあるものなんですね。
ある日、ヤフオクのアラート通知メールが飛んできました。

開けてびっくり、なんと何年も前に自分で設定して忘れていたアラート設定キーワードに該当する商品が出品されていました。


私は、これをほとんど即落札しました。
誰も欲しがらないそうです(笑)

これです。

IMG_0507
ケノン(couesnon)の総洋銀製フルートです。
キーの補助板で分かるとおり、いわゆる「モイーズモデル」というやつです。

思い始めて7年後にようやく手に入れることができました。


詳しいことは分かりませんが、現在市場に出ているモイーズモデルが量産品であるのに対して、この楽器はその試作楽器らしく、シリアルナンバーもなければ、「M.Moyse」や「CONSERVATOIRES」の刻印もありません。

あるのは、「COUESNON PARIS」のロゴだけです。
シリアルナンバーではなく、楽器のデザインには全く見えない部分に試作番号らしきものが、頭部管、胴部管、足部管にそれぞれ手彫りで刻印があります。

楽器についての詳しい情報は、また改めて紹介しようかと思います。


まず、異常なくらいに重いです。
Toccoと比べてはいけませんが、頭部管銀のパールの楽器と比べても、明らかに分かる重量の違いがあります。

形状よりも、真っ先に分かる特徴はこれです。
というくらいに重いんです。

人に持ってもらっても、まず最初に「重っ」と言われます(笑)。



3月にこれを入手して、今までずっとこれを吹いています。
 
理屈じゃなくて、これを吹いているのが楽しいんです。
昔、Sonoreさんに洋銀のフルートの面白さを随分聞いて、そのときは理解しているつもりでした。

繊細な表現力があるというのは、分かっているつもりでした。

ただ、今回これを実際に使ってみて、肌身でそれがよく分かりました。


音は、くだらない音しか出ません。

まあ至極普通のありきたりな音しか出ません。

普通に吹いていたら。


これは、ケノンの楽器に限った話ではなく、おそらくこの時代のどのフルートもほぼ同じなんだろうなと思います。
現代の楽器の吹き方で息を入れていると、音は出ますが鳴りません。

私の感覚だと、息を絞れば絞るほど音が出ます。
送る息の量を絞れば絞るほど、鳴るようになります。

そしてその鳴る音が、どこかで聞いたような音なんです(笑)。


現代のフルートでも、息の入れすぎがよく問題になっていますが、この楽器は「息の入れすぎ」とかいうレベルではない気がします。
そのくらい絞っても鳴ります。

まだ正確にこの音を出せないので、しばらくは慣れる必要がありそうです。

楽器としての性能はどうなのか分かりませんが、少なくともこれで練習しているだけでかなり勉強にはなるというのは間違いなく言えます。


今後しばらくこの楽器の話を織り交ぜるかもしれません。


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頭部管が真っ赤に染まりました・・・

昨日の記事で、「頭部管を変えて試すことがある」と言いました。

最近は、その楽器のものではない頭部管を使って練習したりしています。
というのも、仕入れた楽器の頭部管が特殊なのか、なかなか慣れないんです。

昔は「ポイントを探る」という感覚でいましたが、それも違います。
歌口のある角度にあるスピードで吹き込むといい音が出る、とかいう感覚じゃありません。


気が付くと吹き込みすぎているようで、 もっと楽に、もっと柔らかくアプローチしないとその音にならないんです。


あまりに練習しすぎたせいか、なんとこんなことになってしまいました。


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頭部管が鮮血にまみれた・・・


わけではありません。

ごめんなさい、ウソです。


どうですか、これ。よくないですか(笑)

Amazonで偶然見つけて、ポチッてしまいました。

決して自分でこれを探し求めたわけではありません。Amazonが私に勧めてきたのです。


真っ赤なフルートです。
真鍮にカラーリングが施してある安物フルートです。

胴部管も足部管もあるのですが、全然使い物になりませんでした。
かなり神経質にキーを押さえないとちゃんと発音されません。

私はフルートのレッスンを受ける前にも一度この手のフルートを買ったことがあります。
レッスンを始めたころは、この手のフルートでもそう大きな違いは判らなかったんですが、今だとさすがにこれは判ります。


でも、頭部管は別です。

これでも結構ちゃんと鳴ります。
接合は完全ではありませんが、最近仕入れた「ある楽器」の頭部管の代わりとしても使えるので、時々これで試しているんです。


これが、まあ音が出るんです。
はっきり、くっきり。

出やすいんでしょうね。
この頭部管で曲を演奏すると、それまでおぼつかなかった箇所が結構スムーズに演奏できます。


これはどういうことかと言うと、指の運びの良さは、音と連動しているということです。
出している音を無意識に認識しながらキーを押さえているので、納得のいかない音だと指の正確さにも影響が出るわけです。


音だけ良くて指がもつれるということはそうありません。
指がもつれているときは、音も最悪です(笑)

あなたも経験があるんじゃないでしょうか。


この血塗られた頭部管を使って演奏すると、音はまあそれなりですが、見た目には相当にインパクトがあります。
ある意味、Toccoで演奏するよりもインパクトがありますね。 
 

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プラスチック製フルート「Tocco」の魔力

そのうちブログに書こう、書こうと思っていたことがあります。


樹脂製フルートToccoについての話です。
「変わり種」といっていたフルートです。

もうこれは買ってから何年か経ってしまっているので目新しさはありません。
目新しさは全くないんですが、 数年に渡って使い続けている人間がこれについて書くことに意味があるということにしておきましょう。

「Tocco フルート」とか、「トッコ フルート」といったキーワードで検索して調べてみても、いまだにまともな記事が出てきません。 
見つかっても、ほとんどが楽器店の提灯記事だったり、 借り物や店頭試奏での「ちょっと吹いてみた」というような感想ばかりで、所有者による話が全くと言っていいほど見つかりません(笑)。


ということで、なんとこのフルートでしばらくレッスンを受け続けていた私が今さらながら紹介記事を書くことにします。



私はこの樹脂製(プラスチック製)フルートが出てから、かなり早い段階で購入することになりました。頭部管に書かれているシリアルだと、162番です。
何本売る気なのか知りませんが、並んでいる0の数がメチャクチャ多いです。

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私が持っているのは初期型で、現在はもう一つ新しいものが出ています。
この初期型は頭部管と胴部管のみが分解でき、足部管は外れません。

見た目にも分かりそうですが、圧倒的に軽いです。
木管フルートと比較されがちですが、木管と同じような太さがあるにもかかわらず、木製のずっしり感は全くありません。

ちょっと触ってみた感じだと、本当におもちゃのように見えます。実際そう見られても仕方がないくらいの軽さなのです。


胴部管は木目調の模様がつけられていて、ざらざらしています。
質感も木管に似せているのかもしれません。

これに対して頭部管だけは光沢のある表現になっています。

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音は普通に出ます。
適当に吹くと、適当な音が出ます。 

そして、本気で吹くと、やはり適当な音が出ます。
音量が出ないんです。

というか、音量が出ないような気がするんです。


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パッドは、シリコン製らしく、湿気は全く気にする必要がありません。事実、私は一度もペーパーを挟んだことがありませんし、もちろん交換したこともありません。
交換は実際難しそうですね。パッド交換できるかどうかは、買うときに聞きませんでした。

しかし2年以上普通にそこそこの頻度で使い続けても何ともないので、パッドの寿命=楽器の寿命でもいいのかもしれません。



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キーはインライン配列で、左手のキーにだけモイーズのゲテモノ楽器のような補助キーがついています。
見た目にはこれが結構特徴的ですね。

しかしこの補助キーだけ完全な平面になっていて、なぜくぼみをつけなかったのかは疑問です。
平面だから押さえづらいということはありませんよ。


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このフルートで唯一操作が難しいのが、ブリチャルディキーです。
何かあんまり「押さえた感」がなく、かなり慣れないと難しいような気がします。

これ以外にも、Aisレバーなどのいくつかの「あまり使わないキー」は、金属製のそれと比べて「押さえた感」があんまりない気がします。
管の材質自体は特に問題だと思ったことはないのですが、キーワークはちょっと信頼性に欠けると感じる部分があるような気がしないでもありません(笑)。


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トーンホールは、木管フルートもそうなのかもしれませんが、管体からの高さがほとんどありません。
キーを押さえると、キーが管体にめり込むような感じになります。

だから何だと言われたらそれまでなんですが、管体は金属製のものよりおそらく太いのに押さえている感覚はほとんど変わりません。
以前木管フルートを試奏したときは随分大きい感じがしましたが、そういうのもほとんどありません。


カバードキーですが、主要なキーはキーカップの黒い部分を押さえることになっていて、自然とその部分以外は触らなくなります。

写真では分かりづらいかもしれませんが、このくぼみが意外と深いので、指が細い人は多分この黒い部分に指がしっかりハマります。
私もこれにぴったりハマるので、妙なフィット感があります。



さて、肝心の音色ですが、「トラベルソみたいな音がする」という人がいます。

ウソはいけません(笑)


私はこれで金属製の楽器のフルートアンサンブルにも参加していたりしますが、全然違和感がありません。

確かに、ちょっと吹いてみるだけだと、あまり音量も出ないので、軽く明るいような音がする気はします。


普通に吹き込んでいると、そういう音しかしません。
でもそれって、このフルートに限ったことじゃないと思うんですよね。

私もこのToccoを吹いていて、調子が悪いときはそういう音になります。
いくら吹き込んでも、送っている息の半分くらいが消し飛んだような薄っぺらい音しか出ません。
そうなるとさらに焦りが出て、どんどん薄くなっていきます。


息を絞り込んで吹き込むと、角度によっては実に面白い音が出ます。

これは、総銀製とかのフルートをちょっと吹いて「ああ、これめっちゃよく鳴るなぁ」と感じるのとは、対極にある感覚です。

要するに、吹けば吹くほど音量が出るようなタイプの楽器ではないということです。
吹き込んで音になるポイントが多分狭いんです。

国産の金属製フルートを吹くときのような演奏方法でアプローチしていると、このフルートはそれなりの音にしかならないんですね。


こんな面白い楽器はなかなかないと思います。
安いですしね。

フルートを始める人が最初に買う楽器としては勧められないかもしれませんが、ただよく鳴る楽器よりは音色感覚を鍛えるという意味でありだと思います。
少なくとも、楽器としての作りはしっかりしているので、これで5年くらいはいけそうな気がします。

低音域にいたっては、金属製のフルートと同じように吹いていると絶望的なくらいに音が出ません。
私はこれで随分低音域が鍛えられました。

息を入れすぎると全くダメですね。
フルートを演奏するとき、吹き込む息の量が問題になることを教えてもらえます。
 

しかしまあ一番の魅力は、この風貌で金属製の楽器を鳴らしたときの音とほとんど変わらないような音が出せることでしょうかね。
見た目にインパクトがあるので、驚いてもらうこと自体が面白いのです。

このフルートでまともな音が出せるようになったら、普通の楽器でも相当な音が出せるようになります。
 

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実はとんでもない楽器でレッスンを受けていたりします

実は今日、とある楽器を入手してしまいました。


2008年の頃からずっと気にはなっていたものです。
何の楽器か分かるでしょうか。そうです、あれです。

本当は今すぐにでもこの話を書いてしまいたいくらいなんですが、もうちょっと引っ張ります(笑)

まだちょっとしか触っていないので、もう少し遊んでからじゃないと特徴が分からないんですよね。


ということで、しばらくのメイン楽器はまだ「変わり種」フルートです。
この楽器も触り始めてから、もう2年以上は経つことになります。

フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術 : 変り種フルートでレッスン

このブログでも、この変わり種フルートがどういうものなのかまったく説明したことがありませんでした。

そのうち写真でも撮って、きれいにまとめようと思っていたんです。


でもだめですね。
きれいにまとめようとすると、いつまで経ってもまとまりません。


さてその変わり種フルートとは何なのか。

答えは、これです。


Tocco FLUTE

樹脂製のフルートです。
プラスチック製と言うと本当におもちゃみたいに聞こえるので、あえて樹脂製としておきます。

これが、まあ鳴るんです。ちゃんと吹けば。


最初は興味本位で買った代物ですが、その楽器の軽さと音色感、音の鳴らしにくさがあまりにも面白くて、いつの間にかメイン楽器になっていました。


この楽器のユーザー自体もそんなにたくさんはいないと思いますが、さらにこれでレッスンを受けていて、なおかつもう2年以上も使い続けているというような人は、さすがに私くらいしかいないんじゃないでしょうか(笑)。

見た目のインパクトがいいですよね。
この見た目で、金属製のフルートと大して変わらない音がするのです。


はっきり言ってこんな面白い楽器はありません。
適当に吹いてもあんまりまともな音がしないのがまたいい。

このToccoを使って散々練習した後に、金属製のフルートを吹くと、あまりの鳴らしやすさに拍子抜けします。
そのくらい音が出ません。

録音して聴いたらサッパリ分かりませんが、自分で吹いていると、妙に乾いた音がします。
どんなに色んなものを込めても、潤い感はなかなか出ません(笑)。


とにかく軽いので、体力がない人にはいいですよね。

今日入手した新しい楽器は金属製なので、これを持ってからToccoを触ると、そのあまりの軽さに自分でびっくりします。

そのToccoも新型が出てしまったので、どうしようか考えています。


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フルートを袋に収納したい

仕事が佳境で、追い詰められています・・・
もうちょっとバランスが取れるようになりたいものです。

先日買った変り種フルート、楽器そのものは 235g という驚異的な軽さです。
おそらく普通のフルートの半分くらいの軽さです。

演奏するときも恐ろしく楽です。

しかし、入れ物となるフルートケースが思いのほか重く、持ち運びに意外と苦労する代物です。重いだけならまだしも、長さが普通のフルートケースよりも圧倒的に長いので、ものすごくかさばります。

普段から持ち歩いているフルートバッグに一切収納できないというのが本当に一番の欠点です。


軽い楽器のよさが、このケースのおかげですべて台無しです。
楽器自体は分解できないわけではないのに、収納するときは組み立てた状態にする必要があります。

取り出すときは楽ですが、やはりこのケースを持ち歩くのは非常に億劫です。


このフルート、パッドが紙ではないので、湿気対策はほとんど要らないようです。
それを考えると、通常のフルートと同じように密閉式のケースにする必要はほとんどないと思うのです。

どうにかこれを楽に持ち運ぶ方法がないかと思案したところ、ありました。


世の中には、「木刀袋」という、木刀や竹刀、杖を収納するための袋があるんですね。

これを使ったらどうかという一つの案に行き着きました。


最初は、リコーダーの袋の発想でした。
学校で使っていたリコーダーは、袋に入っていました。

リコーダーは突起物がないので、あの袋でも全然問題がありませんでした。


変り種フルートは、材質は金属ではないものの、キーはすべて可動式なので、扱いはもちろん慎重にしないといけません。

しかし、湿気を無視できるというのはかなり大きいポイントです。


密閉式である必要はないので、扱いさえ間違わなければ、袋でもいいはずです。
ちょっと物色してみようかと思っています。

とにかくデフォルトのケースは重い・・・。

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低音が慣らしにくいのは、技量不足が原因っぽい

変り種の新フルートにも多少慣れてきました。


低音が本当に鳴らずに苦労していましたが、ソノリテの低音練習の項をやり直すと、見事に鳴るように。

低音に苦労している人は、この練習は本当におすすめです。
ちょっとやるだけで結構変わります。温かい息とか、冷たい息とか、そういう感覚はもちろん大事だと思いますが、まともな低音を発音するためには、そういう感覚以上に、唇のコントロールと息の量の調節が大事だと感じました。

ただ、この練習の効果も長時間持続しないので、しばらくはこの低音練習を織り交ぜていかないといけないようです。

どうもこの楽器の場合、唇をちゃんと絞って息を入れないと、まともな低音の発音にはなってくれないようで、少し気を抜くとすぐに上の音になってしまいます。


ここで何となく感じたのが、日本製の楽器はかなり鳴らしやすいんじゃないかということです。
変り種フルートは安物なので、ヨーロッパやアメリカの有名ブランドの楽器とは比べられませんが、少なくとも日本製ではありません。

これまで使っていたパールのフルートも、多少鳴らしにくいと感じたことはあり、試奏会などで他社の楽器を吹くと、発音のしやすさには毎度驚きました。

しかし、今回のこの楽器は、試奏会のときも低音が全く出ませんでしたが、買ってしばらくしても本当に鳴らせませんでした。今も安定的に発音できるかはかなり怪しい・・・。

最初は慣れていないせいか音程もひどくて、やっぱり変り種だけにそういう楽器なのだろうと思っていましたが、今は音程も落ち着いてきました。結構まともです(笑)。


よく考えてみると、試奏会で外国産の楽器を吹いたことはあまり多くありませんでした。
日本の楽器は鳴らしやすすぎるとは聴いたことがありますが、それは高音のことだと思っていました。


特殊なフルートなので、これだけで判断することはもちろんできません。
それにしても、録音を聴き返す限りでは、本当に楽器の音色差がほとんど分かりません。

遠い距離で録音しているわけではないので、音量などに差はあるかもしれませんね。
もうしばらく様子を見てみたいと思います。

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パッドの状態の維持

先日のパールの調整会で、今の楽器は購入から 3 年経過している割には劣化があまり見られないということを言われました。


私も密かに頑丈だなとは思っていました。
実際 3 年でどのくらいの状態になるのか、私には分かりません。

定期的に無料調整会で点検と調整はしてもらっていますが、修理を受けたのは 1 回だけです。
3 年の間ずっと練習をし続けていたわけではありませんが、基本的に常にどこかには持ち歩いているので、それなりに不具合が出てもおかしくない気はします。

特に慎重に扱ってきたつもりはなく、むしろキーの押さえ方など、力の入れすぎなのだろうと思うことのほうが多いくらいです。


パッドも 3 年経過しているにしては状態がよいとのこと。
パウダーペーパーの話が出たので、クリーニングペーパーは使用後は常に使用するようにしていることを話すと、それがパッドの状態を維持させているのだろうと言われました。寿命を延ばすとは言いますね。

1 日 1 時間使用するかしないか程度の使用頻度ですが、使用中は時々べたつきの音が気になることはあります。

今でも面倒に感じることはあるのですが、べたつきの音が気になるので何か理由がない限りは収納前には必ず使うようにしています。

パッドは通常どのくらいで交換する必要が出てくるんでしょうね。


あんまりこういうことには意識を向けていませんでした。


キーポストの辺りなどは多少の変色も見られ、そろそろ磨き直しもしたいと思いますが・・・。

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パールの調整会に行く

昨日はレッスンの後、パールの無料調整会・展示会のイベントに行きました。


これは例年のイベントで、上野のギャラリーには毎年行っています。

フルートギャラリーは、フロア内のレイアウトが去年までと大きく変わっており、少し広く感じました。このほうがいいですね。

調整作業の様子は、以前は奥の部屋で行われていましたが、今年は入り口のそばが作業スペースになっていて、ほぼどの場所からも様子をうかがうことができます。
席が広くなったからか、例年よりもかなり快適な印象でした。

私のフルートは特に自分で気になるような不具合がないので、点検に近い形で見てもらいました。わずかに密閉状態の悪い部分があったようですが、演奏に大きく支障が出るほどのものではない様子。


展示されている楽器をいくつか試奏しました。
気になっているのはピッコロで、木製頭部管のものも出ていたので、こちらを吹いてみることに。
通っている楽器店で先日試奏したときは、全く音にならず焦りましたが、今回はとりあえず音が出せるという意味では問題ありませんでした。

グラナディッテでも木製でもどちらでもいいかと思っていましたが、特有の香りとか、感触を考慮すると木製の方がよいかもしれません。頭部管以外にも、パッドの材質が違うのだそう。


フルートは、グレード違いの楽器を一通り触りました。
毎回大して違いを感じなかったのですが、今回は割とよく分かりました。

金の楽器は今回吹奏感がよいと感じました。
確かに音はよく通るというか、透明感のある感じ。余計な音があまり入り込まない印象です。

以前触ったときは、Cantabile や Maesta Silver は操作感が現在の楽器と近く、音色も好みだと思ったのですが、今回はイマイチな感じでした。むしろ音色だけ見れば金の方が好感触でしたが、やはり視覚的な効能などもあるかもしれません。

やっぱり重さだけは気になる・・・。


面白かったのが、Presto。
これは全部洋銀の楽器です。音質はやや混じり気の感じられる印象でしたが、それよりも気になったのがキーワークの寂しさでした。
私の楽器は Dolce という頭部管銀のフルートです。頭部管以外は洋銀で、胴・足部管の作りは大して変わらないと思っていましたが、どうにも寂しさのある感触です。Presto がカバードであるという点を考慮したとしても、結構違いがあるように感じました。

グレードによって材質が違うこと以外にも、キーの操作性などに多少違いがあるのかもしれません。
これは上位機種を触ったときにも多少は感じましたが、それこそ材質の違いだと思っていました。

何となくですが、この Presto は、空気の送り方で出せる音色がころころ変わる印象を受けました。
音色に雑味のない、常に一様の音がする楽器よりむしろ面白いかもしれません(笑)。
私の楽器も、どう変化を付けて吹いてみても、そう大きく音色が変わったりしません・・・。

とりあえずフルートは今の楽器でしばらくは満足できそうです。


今回、くじでトートバッグを頂きました。
帰って空けてみると結構容量があったので、レッスンはこれで行くことにしました。
自分でトートバッグを買うことなどまず考えられませんが、せっかく入手したので有効活用しようかと思います。

今使っているバッグはフルートケースを縦に起こした状態でしか入れられないので、PC を入れるとどうしても不安定でした。このバッグ幅があるのでケースを寝かせた状態で入れることができます。
(縦に入れるというのは、台の上でケースを閉じた状態から、背の部分を下向きにするという意味です。決してフルートを垂直に立てて収納するという意味ではありません)

でもさすがにこれでオフィスには行けないか・・・。

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