フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

フルート研究(音色の開発)

低音の克服

ちょっとまたブログの更新ペースが落ちてきました。
更新ペースを乱すとボロボロと簡単に崩れそうなので、できるだけコンスタントに出すように心がけないといけません。

日曜日はレッスンでした。

レッスンの時間と部屋の都合で、レッスン前に練習時間を取ることができず、その日は直接レッスンに臨むことになりました。

普段はレッスン前に30分の事前練習を経てレッスンに臨むのです。


まあひどいだろうと思ったら、低音域までちゃんと鳴ります。
自由自在に鳴らしまくることができる、というレベルではありませんが、今まで苦労していたのが嘘のように低音域の音がしっかりと発音できます。

事前練習していないので、変に力みなどがなく、結果的に良い方に作用しているのではないかと感じました。


これまでこの楽器での低音域は本当に悩みの種だったのですが、これくらい鳴ってくれるとほとんど心配がいりません。

レッスン中に気持よく吹いていたら、段々と出なくなってきました。


最終的に、いつもの鳴らない低音に逆戻りです。

何かを変えた、という自覚はありません。


本当に吹き込み時間で力みや疲労などが出てきているのかもしれないと思いました。
さっきまで見事に発音できていたのです。

これは悔しい・・・。


やはりリラックスや脱力は大事な要素のようです。


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音をきれいにするには、体幹が重要か

最高の音質は、いつも練習時間の終了間際になって出てきます。


今日もタンギングの明瞭化をテーマにしながら、新フルートの方で練習時間を取りました。
昨日は都合で以前のフルートを使って練習しました。ほとんど1ヶ月以上ブランクを開けてのこの楽器での練習でしたが、思いの外よく鳴って少々驚きました。

やはり、この楽器はかなり鳴らしやすいのだと思います。
以前はそんなことは全く思いませんでしたが、変わり種フルートを吹き始めるようになってから、前の楽器がいかに鳴らしやすいものだったかがよく分かりました。

これでいいのだろうかと思うほどよく音になるので、これに慣れ過ぎると良くないかもしれないと思うほどです。


ただ、昨日の録音を聴くと、あまりの音程の酷さが愕然としました。

チューナーを紛失してしまい、最近はチューナーを付けて練習していません。それでも新しい楽器はかなり音程を取りづらいので、レッスンに行ったときなどかなり神経質に気を払うのですが、以前の楽器で練習したときは鳴りの良さに気分が良くなり、そのまま心地よく吹きました。

吹いている最中、それほど音程がおかしいとは感じませんでした。

しかし、録音を聞き返すと、気持ち悪いくらいに音程が悪い・・・。これは音程感覚がまだはっきりつかめていない私でもひどいのが分かります。


その音程の問題なども気にしながら、今日も練習に取り組みました。

それでも前の楽器で伸びやかに出る音色はやはり捨てがたく、これに近づくようにこのフルートでも吹いてみます。


相変わらず低音が見事に鳴らず、しばらく低音域をゆっくり鳴らすことに意識を向けました。


基礎練習を6、曲練習を4くらいの割合で時間配分し、曲練習は大昔にやったテレマンの無伴奏フルートのためのファンタジー2番をやりました。

今やっても強烈に難しく、随分間違えましたが、一度やったことがあるだけに感覚で覚えている部分もあり、吹いていて楽しめる曲ではあります。


一通り楽しむと良い感じに時間切れになり、最後に軽く高音域の発音を再度試すこと。
唇を限界まで絞って、前回得られたイメージでそのとおりに吹きます。しかし、前回と同じようには全く鳴りません。

何をどうしても変わりません。
前回理解した内容を元に、ちゃんと絞って吹いているにもかかわらずです。

息の圧力やら、角度をあれこれ変えつつ試していると、ようやく何度か前回と同じような音色が得られるようになって来ました。

ここで分かったことがあります。


楽器の求めるポイントに当てて得られる最高の音色というのは、どうも角度や息の収束密度だけ揃えば実現するものではなく、スピードや持続性から成る空気柱の強さみたいなものも必要だということです。

物理的にはどうなのか分かりませんが、感覚的には口腔内や喉辺りから適当に出している息では、同じ密度に揃えて当てても満足のいく音色になりません。
しかし、腹部というか体幹から持続的に同じ強さで潤沢に息を送り込めるようになっていれば、ちゃんと鳴ります。


こういう感覚をちゃんと活字で表現できないから習得も容易ではないのでしょうね。

今日こうやって感覚を得ても、また忘れてしまいそうです・・・


同じ音価の音を発音するにしても、歌口に到達するまでに通ってきた経路が長い息の方がしっかりなるような感じがします。

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フルートの演奏で最も早く直すべき点

昨日の発表会を見て、確信したことがあります。


やはりタンギングは大事だということです。
前回のタンギングのエントリーを書いた直後だったということもあるのかもしれません。

アンサンブルのメンバーの一人がピッコロでソロ演奏したのですが、思いのほか見事で驚きました。

普段アンサンブルの練習では合奏でしか聞きませんし、ピッコロでの演奏はこの時初めて聞きました。おそらく他のメンバーも同じでしょう。

比較的速い曲でしたが、高音域であることを無視しても音の輪郭がはっきりしており、かなり完成度が高く感じました。

一つずつの音が明瞭なだけで、ずいぶん印象が変わりそうです。


そのくらい音の発生は大事なんだと感じます。
自分の録音を聞き返すと、音色はよくても、輪郭はあまりはっきりしないことが多く、なり損ないもあります。


今日の練習はタンギングと、過去やった曲のおさらいをしてみました。

タンギングは意識している時はよいのですが、少し気を抜くと忘れてしまいます。また、タンギングはてきていたとしても、掛け方が甘いようで、ほとんどちゃんと輪郭が聞こえません。

今年のうちに何とかこのタンギング問題は解決したいですね。

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フルートの音色を決定づける要素

昨日、読んだブログで面白い内容の記事を見つけました。


このブログでも何度か話題になったテーマで、フルートの音色は何で決まっているかという問題です。


フルートでいうタンギングの部分(他の楽器は何と言うのでしょう?アタックでしょうか)をカットして、その後のロングトーンの部分だけを録音した音を聞かせたのです。


タンギングの部分を含めて聞かせると、簡単に全員正解することができました。


この実験から、楽器の音色を決めるものは、タンギングの部分であることが分かりました。

タンギングがフルートの音色を決める|風の谷のフルート



いわゆるロングトーンで長く伸ばしている音を途中から聞いた場合、何の楽器の音なのかよく判別できないというやつです。

私もレッスンでは何度なく「タンギングが甘い」と注意されます。

気がつくと、伸ばした音の中腹で最良の音色感が得られるように吹いてしまっているようで、録音で聴き返すと実にひどい音色だと思うことがよくあります。


このブログの記事は、事実だけを見ると、ああそうなんだと思うだけですが、結構重要なことを知らせてくれていると思います。

音の出だしとなるタンギングが音色を決めているということになります。

もちろんそれが全てではないのでしょうが、ロングトーンなどで音の中腹がいくら美しく感じようと、タンギングをしっかり行わないと、明瞭な音は聞こえないということです。

また、ロングトーンというのは、長く引き伸ばした音を自分で聞いていると、非常に気持がよいものです。これにヴィブラートでもかかろうものなら、段々心地よくなってきて、その引き伸ばしている音の音色だけを気にするようになります。

しかし、長く引き伸ばしている音は、自分以外には対して綺麗に聞こえていないということになりますね。


注意を払うなら、音の発生から理想の音が出るようにしないといけないわけです。

ロングトーンで悦に入って自分の音に満足していてはダメということですね。


音の発生がすべてを決めてしまうということです。

ことあるごとに度々タンギングが甘いと注意されるのですが、これの真意がようやく分かった気がします。


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フルートで音量を大きくする方法

いつのまにか、Google の検索結果がすごいことになっていました。


「フルートブログ」で 2 位です。

「フルートレッスン」で 5 位です。フルートレッスンで上位に表示されるのは知っていましたが、
フルートブログでもこんな結果が出るのには驚きました。

しかも、上位 3 件くらいは全部知っているブログですね。


しばらく練習して疲れてきたり、そもそも調子が悪かったり、あまり思った音が出ないことはよくあります。

音色だけならまだしも、音量自体が不足してしまっているときもあり、ここで力んで吹き込んだりしてみても、思ったように息が入らずに苦戦します。


こんなときの特効薬があります。


大きな音の鳴っている演奏を聴くことです。

これは、話に聞く以上に、実際に音を聴いて体感すると結構簡単に効果が出ます。


できれば自分の録音で調子のいいときのもの、強く鳴っている録音があれば、それを聴くのが一番いいと思います。

録音がなければ、ゴールウェイのマスタークラス音源がオススメです。ゴールウェイのサイトで無料公開されています。ぜひ聴いてみてください。

マスタークラスはゴールウェイが何をしゃべっているのかはよく分かりませんが、模範演奏の音量が凄まじく、この音量を聴くだけでもこの音源を聴く価値があります。

低音はバリバリ鳴りまくっていて、そこだけを取り出して聞くと、フルートの音なのかどうか分かりません。


これを聴いたあとでしっかり音のイメージを作った上で再度自分で吹き込んでみると、結構いい音量を得られるようになります。

全員に当てはまる法則ではないかもしれませんが、他人の大きな音を聴くことでイメージができて自分の音量にも影響が出る、ということはあるそうで、前の先生にも言われたことがあります。


そういう意味では、プロの奏者のリサイタルなどに積極的に聴きに行くのは、意外と効率の良い練習方法の一つと呼べるかもしれませんね。


追記
あとでゴールウェイの公式サイトを確認したところ、現在は動画になっているようです。以前は MP3 形式でダウンロードできたので、私はダウンロードしたものを携帯プレーヤーに取り込んで聴いていました。

動画だと、より分かりやすいと思います。
かなり整理されていて、このサイトの動画を見るだけでも非常に勉強になりそうです。

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フルートは、材質によって音色が変化することはない

何ともたまらない記事を発見しました。

フルートの真実 〜 材質で音色は変わらない

時間がなくて、ざっと読み流す程度にしか見ていませんが、内容的には非常に面白い記事です。

この話題は、ブラインドテストというものが本当に意味のあるテストなのかということも考える必要がありそうですが、それにしても面白い結果です。

3. なぜ材質で音色が変わらないのか

フルートの材質がなぜ音色に影響がないのか?それは、管を振動させず、空気そのものを震わせる楽器だからです。エア・リード楽器と言われるゆえんです。 フルートは管の共振が起こっていないのが特徴です。吹いているときに紙を当てたりすれば分かります。そのため、フルートの材質と音色が関係ないことがまず直接的に分かります。


フルートの真実 〜 材質で音色は変わらない


理屈ではまだ理解していませんが、実際に普段使っている洋銀と変り種の録音を聴き比べてみても、ほとんど差は感じられません。いつの録音なのかをメモしていていなかったら、本当に分からなくなりそうです。

ただ、吹奏時の感触自体は違いは感じますね。
それが音色の差として現れるかは別問題として。

所詮、それくらいの違いでしかないということなのでしょう。


価格差で言うと、材質よりもむしろ作りの方に相当な違いが出ているような気がします。

最後の一文が非常にいい味を出しています。

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音が汚いのは録音設定のせいだった

驚愕の事実が分かりました・・・


大昔から悩みの種の一つだった、音の発生直後の音が汚くなる件です。
録音を聴き返すと、息を吸って最初の1発目に出す音に破裂音が混じり、どうにも聞きづらい印象を感じていました。

これはいまだに直らず、どうしたものかと思案していました。


カラオケなど、雑音の混じる空間での練習で録音していると、発音していないときは室外の雑音(他人の歌声など)が聞こえるのに、演奏しだすと聞こえなくなります。

これはレコーダーの機能らしく、フォーカスをそこに当てているので、別に聞こえる音をノイズとみなして拾わなくなるようなのです。この機能自体は知っていましたが、特段問題だとは思っていなかったので、気にしていませんでした。


マイク感度という設定項目があり、設定値は「高」と「低」です。
楽器の演奏なので、何となく「高」にしておいた方がよさそうと思ってそうしていました。

「低」にするとどんなにひどくなるんだろうと思いながら試してみると、見事に自然になりました。


出だしの破裂音は消え、妙な強弱変化も起きなくなりました。
さらに、ヴィブラートがかかっているときの空気音もかなり聞こえるようになりました。

ブログを読み返してみると、なんとこの件でちゃんとコメントももらっていました・・・。
うーむ。

フルートレッスン戦争記:レッスン #61 (第1音が汚い件)

まいりました・・・。
無設定で録音できるレコーダーで録音するのが一番のようです。

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弦楽器の音色から

やはり 1 回間を空けたりすると、すぐに更新ペースが崩れてしまいそうです。


来週はすべての曜日が打ち合わせで埋まってしまい、やはり練習時間を取るのは難しそうです。
土曜日に練習室を取っているので、ここで何とか確保するしかありません。

久しぶりにヴァイオリンの CD も聴いてみました。
このところフルートの CD ばかり聴いていたので、趣向を変えて弦楽器のものにしてみました。

フルートだと音色からどんな吹き方をしているのかイメージしてしまいますが、ヴァイオリンはいまひとつよく分からないので、単純に音色だけをイメージしながら聴くことができます。

低音が深い。

これだけ水分を感じる音がフルートでも出せると気持ちよさそうです。

どうも低音はバリバリ出すことばかりを考えていましたが、違う楽器の朗々と鳴る演奏を聴くと、イメージが変わります。


今週はイメージトレーニングだけだなぁ・・・。

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最も難しいのは中音域か

先日のアンサンブル練習では、思ったより中音域が鳴りませんでした。

個人練習でやったときは、見事なまでに美しい音色で中音域の音が出ており、自分で惚れるほどでした(笑)。
しかし、レッスンとアンサンブル練習では同じように出ませんでした。

確かに、個人練習のときと違い、事前に低音域の練習を十分にできたわけではありません。


高音域は、音程のよしあしはともかくとして、音色感で言えばほぼ思ったとおりの音色が出せるようになってきました。
そして、それは体調によって変わることはあまりなく、たとえば練習開始直後であってもそう苦労することなく出ます。

低音域は、最近かなり苦労しましたが、スタッカート練習によってかなり改善の兆しが出てきました。


それに比べて中音域はどうでしょうか。
はっきり言ってかなり不安定です。

ちゃんと鳴らすのが最も難しいのは、中音域なのかもしれません。
ドやレ辺りは、油断していると濁った音になり、美しい音とは程遠いひどい音色になります。


どれが簡単というのはないのでしょうが、今の感覚では、最も難しいのは中音域です。

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録音を聴いて自分の粗を探る

ひたすら練習の録音を聴いています。


昨日の中音域は、録音を聴いてもなかなか気持ちがいいので、いつでもこの音を出せるようにしばらく聴き込んでいこうかと思っています。

音の表情はずっと一様なので、曲などでは聞くに堪えませんが、音色で考えるとかなりいい感じです。

年明けから、昔聴いていた CD を聴き返していたからか、かなりその音色に近い音になってきているような気がします。


勝手に掛かるようになっていたヴィブラートも、このところは少し意識的に込めたりしていて、吹いている最中は気持ちいいのですが、録音で聴くと気持ち悪いレベル。

おそらく、揺れが強すぎるのと、振幅間隔がいびつだからでしょう。


今週中にあと 1 回練習したい・・・。

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