フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

フルート練習曲

2013年に突入

明けましておめでとうございます。年が明けました。


フルートに関しては毎年色々抱負を書いたりしていますが、今年は基礎を作り直すことのみに注力しようかと思います。

壮大な計画を立てても毎度尻切れになるので、まずは一つを確実にマスターすることを目標としたいですね。

教則本もアルテスは完全にストップしたまま数ヶ月が経過し、今はレッスンでもただソノリテを延々と見てもらっているような感じです。

成長を自分で実感できるようにするためにも、このプロセスは必要だと思います。


昨年は終盤に練習時間の確保にやはり苦労しました。
練習時間を作らなくなると、段々フルート熱も下がってくるので、実際に本格的に練習しなくても、フルートのことを考えるとか楽器に触る機会は増やす努力をした方がよさそうです。

最近何度も読み返している本から、「やり抜く」ことを今年のテーマにします。
アルテスならアルテスと徹底的に戦うことにしましょう。

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基礎の基礎を練り直す意義

ブログの更新ペースが落ちてしまいました。
昨日はちょっと立て込んでいて丸一日書けずじまい。

本当にデイリーで更新ペースが乱れない人は尊敬します。


時間は無尽蔵にある訳ではないので、あれもこれもと全部をやることはできませんが、テレマンはテレマンで腰を据えてやることを考えつつ、「仕上げていく曲」は小さなものから段階的に取り込んでいったほうがいいという結論に達しました。

この話は以前も何度か言われたのですが、気がつくと記憶の隅に追いやられていたようです。


CD も小難しいものばかり聞いているのがいけないのかもしれませんね。

肝心のマレの曲も、時々やってはみるものの、さっぱり吹けません。
一体いつになったらできるようになるのやらと思っていましたが、やはり自信をつけることが一番の近道のようです。


やはり回り道のように見えても、1つずつ積み上げるしかないようなのです。

この手の話を考えるといつも思い起こすのが、以前聴講したヴァイオリンレッスンでの柴香苗先生の言葉です。

(ヴァイオリン演奏という趣味は) これから 30 年は十分楽しめるので、焦らずに今からの半年、1 年を使ってじっくり基礎固めすることでその 30 年がすごく楽しいものになるという話をされました。

フルートレッスン戦争記 : ヴァイオリン特別レッスンに見るフルート練習


どうしても目先の曲遊びにつられて基礎にかける練習がいい加減になりがちです。

今目先の曲を演奏することは楽しいかもしれませんが、実力が伴わないうちにやってみても、その曲を本当の意味で楽しめるかというと確かにかなり怪しいのでしょう。


苦行にする必要は全くないと思っていますが、難易度の高い曲を無理に今やる必要もない訳で、上達を噛み締めるプロセスをもうしばらく続けても将来十分お釣りが来る可能性が高いということですね。

気がつけばレッスンの年数だけはなかなかいい具合に経てきているので、この辺りで仕切り直しを考えてみるのはタイミングとしては非常によさそうです。


マレの曲を最高に味わうためにも、まだしばらくは舌を鍛えないといけないようです。

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次の練習曲

次の練習曲は、テレマンのファンタジー 2 番にしようかと思っています。


以前レッスンでしばらく見てもらった曲ですが、この曲は発表会ではもちろん演奏していません。

実はブログにも書いた通り、この 1 週間くらいで数回練習してみたのですが、見事に演奏できなくなっていました。


元々完全に演奏できる状態でレッスンを終えた訳ではないのですが、それでも断片的には吹けると思っていました。

今やってみると、見事にダメです。


特に低音域の D が頻繁に出てくるので、今の楽器では譜面通りのゆっくり音を鳴らすだけでも大変です。

無伴奏曲なので、低音域から高音域まで、満遍なく出てきます。


今楽器一つで自信を持って演奏できる曲が欲しいと思っていて、これだけの曲を一つでもちゃんと演奏できるようになれば、かなり変わりそうです。

以前レッスンで見てもらっていたときは、過去に聞いていた CD のイメージでそのまま演奏できるようにすることばかりを考えていましたが、2 年ほど時間を置いて今改めて取り組むと、違う発見がありそうです。

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レッスンのテーマについて考える

今日はフルートの調整会に行ってきました。


多少歪みなどはあったようですが、概ね問題はないようでした。
5年も使っているのに、まだパッドの交換も特に必要ないようです。あまり練習していない証拠にもなってしまいそうです。


今後のレッスンのテーマを考えなければいけません。

今年は、アンサンブル、発表会、教則本など色々な要素が絡んできましたが、あれもこれもやるせいか、目に見える進展がありません。

もちろん去年の今頃と比べると、何らかの進歩はしているはずですが、それも自分で具体的に体感できるものではありません。


教則本もほとんど進んでいませんし、何か自信を持って演奏できる曲が増えた訳でもありません。

今のままのスタンスでレッスンを受け続けていると、半年後も一年後も今とあまり変わらないかもしれません。

あまり考えたくありませんが、そのうち先生が退職してまた変わる、といったことも起こらないとは限りません。


今のレッスンは、ソノリテでの音色作りと、曲練習がメインで、アルテスはストップしています。

ソノリテも前回の続きを1つずつやるような感じで、何かのテーマを克服するためにやっているような感じではありません。


ごく初期の段階では先生の用意してくれたプログラム(教本や譜面など)を消化していく感じでしたが、今は相談して決めた教本をベースにいくつかの教材を使って見てもらっているような感じです。

そもそも教材が増えた理由も、「何かを克服するため」という明確な理由が最初はありました。


ソノリテだけは、自分で勝手に購入して持っていったのが始まりですが、その他の教材はそうではありません。


次回の発表会は 6 月ですが、まだピアノ伴奏が用意できる態勢が整う保証はないようです。

スピーカー音源に合わせて演奏するのは遠慮したいので、もし出るとしたらフルート二重奏か、ついに無伴奏ということになりそうです。


まずはメインの教則本のアルテスに戻して段階的な基礎を固めつつ、その中でテーマを見つけて相談しながら進めていくようなレッスンに切り替えたいですね。

いい加減指回りの問題を何とかしたいのですが、これはレッスンで見てもらうというよりも自分の普段の練習で継続的に取り組まないと改善しない問題のようです。

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発表会は最後まで聞く

今日は発表会で、何とか無事終わりました。


今回は、初めて楽器店内に会場が設けられる発表会となり、これまでとは少し印象の違う会となりました。(私が入会する以前は店内で行っていた時期もあるようです)

いつもは貸しホールで行われるのでクローズドなイベントでしたが、今回は楽器店内に会場があるため、店内イベントに近く一般客も観覧することができ、多少オープンな感じはありました。

今回はピアノ科の先生がいない関係で、伴奏をつけて演奏することが難しく、ほとんどの出演者が CD や録音伴奏での出演となりました。これはやはり大変だったのではないかと感じました。


演奏の自己評価


私はアンサンブルとして出たので、メンバーに助けられた感じはします。

緊張はやはりありましたが、ソロで出るのとは違うので随分楽でした。
アンサンブルで出るときも以前は緊張はかなりあったのですが、今回はそれほどではありませんでした。


さて演奏の出来はというと、今回は、新しい楽器に切り替えたにもかかわらず、過去の発表会での演奏と比べても最高によい音質で演奏できたように思います。

いつもこれくらい音が出れば申し分ないですね。
毎度緊張だったり練習不足だったりで、思っているような音がなかなか出せません。


会場となるスペースはあまり音が響かず、演奏中にメンバーの音が聞こえづらいということでしたが、案外心配するほどではなく、むしろ割りと落ち着いて聞きながら演奏できました。

今回良い結果にできたのは、慣れたメンバーでの出演であったことに加えて、曲が比較的易しく、自信のない箇所が少なかったということが挙げられます。

毎度発表会向けではない難易度の高い曲で出ることが多いので、完成度が自信を持てるレベルに達する前に本番を迎えることになり、あまりいい結果が得られませんでした。
今回は曲が単純だったことと、アンサンブルでの出演であったこと、曲長が極めて短かったことなどが気を楽できる要素としてありました。


また、今回は新フルートのデビュー戦でした。
このフルートでも金属製フルートと変わらない音色と音量がちゃんと出るようなので、見た目に面白いこのフルートをしばらく使うことにするかもしれません。


他人の演奏を聞いて成長度合いを知る


今回はフルートの出演者がかなり多く、記憶している限りでは最多ではないかというくらいに多かったように思います。

会場があまり広くないため客席と近く、緊張度合いはみんな結構大きかったようです。
フルートは、しっかり鳴っている演奏が残念ながらあまり多くありませんでした。

私は発表会は最初から最後まで聴くのが好きです。
特に用事がない限り、自分の出番が終わっても全部聴いてから帰ります。

会話したことはなくても、何度も出演されている方は過去の演奏を知っているので、成長度合いが分かり、それが刺激にもなります。


アンサンブルのメンバーは、私以外は全員自分の出演分としてソロ曲を演奏しました。
多少贔屓目が入っているのかもしれませんが、アンサンブルのメンバーは特に鳴りがよく、成長が見える気がしました。

曲がりなりにも毎月 1、2 回程度の定期練習をこなしているだけのことはありそうです。


他の参加者の演奏を聞いていると、本当に刺激があります。
うまく演奏できている人を見て特徴を考えてみたり、残念ながら実力が出せなかった人の様子を見て、何が原因なのか、どうしたら良くなるのかを考えてみるなど、自分一人で黙々と練習しているだけでは分からないものが見えてきそうです。


何とかアンサンブルでは発表会復帰を果たしたので、次回は通常の曲で出てみようかと考えるようになりました。

以前、ヴァイオリンで出演された方だったと思いますが、「以前選択した曲と同じ曲に挑戦して、当時と比べてどのくらい成長したかを見て欲しい」と言った人がいて、衝撃を受けました。

毎回新しい曲に取り組むのではなく、以前弾き込んだ曲を引っ張りだしてきて、今ならどこまでできるのかと再挑戦してみるのはいい試みかもしれませんね。

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次の発表会の曲

次の発表会をどうしようか、全く何も決めていません。

久しぶりに出ようかとは思っているのですが、曲を一切考えていません。
今から取り組んで、ある程度形になりそうなのが、2 本のフルートのための協奏曲 RV 533 か、ごしきひわの第 2 楽章です。

ごしきひわの方は時々練習でも演奏しているので、そのままやれば無難な形にはまとまると思います。
実際にちゃんと演奏しようということになれば、これもそう簡単ではないのでしょうが。


もう一つの RV 533 は、以前からやりたいと思っていた曲で、密かに温めていたものです。
そのうち先生か誰かと二重奏で、と考えていたものですが、まだミスなく演奏できる状態ではありません。

それから、次回の発表会に出るとしたら、変り種フルートで出たいと思っているので、これも少し悩みの種です。
アンサンブルの練習時に、音色感が他の楽器とマッチしないようだと言われてしまい、合奏向きではない楽器なのかと考えるようになりました。

もちろん、アンサンブルの練習時はまだこの楽器に慣れていなかったということもあると思います。


3 ヶ月(2.5ヶ月)くらいみっちりやってどうにか出来るレベルの曲と考えると RV 533 ですが、ソロでちゃんと演奏する、ということを考えるとごしきひわですかね。
同じ発表会にアンサンブルでも出ることになりそうなので、練習負荷はそれなりにあります。


どうしたものか・・・。
さっさと決めて少しでも練習し始めたほうがいいんでしょうけど。

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暗譜で演奏できるようにする曲 第1弾

年初に考えていた目標の一つである、暗譜で演奏できる曲を作ること。
その暗譜で演奏できるようにする曲で、最初の 1 曲はヴィヴァルディの RV 428 にしようかと考えています。

有名なフルート協奏曲「ごしきひわ」の第 2 楽章です。
このくらいのメロディなら十分何とかなりそうです。


機会があって少しだけ練習したことがありますが、結局そのままになってしまっています。


個人練習のタイミングで毎回録音して様子を確認するのにもよさそうです。

音数は少ないのですが、案外こういう曲の方がちゃんと演奏するには難しいんでしょうね。


最近話題の中音域がふんだんに入っています。
低音域はないけど・・・。

この一曲がちゃんとモノになったら、もう少し長めの曲にも挑戦してみることにしましょう。


明日はレッスンとアンサンブルの練習日です。
時間だけはどんどん過ぎていきますね。一日一日を噛み締めないと、すぐに寒さも終わってしまいそうです。

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フランツ・ベンダのフルート協奏曲 ホ短調

ここ最近ずっと聴き込んでいる曲です。



NAXOS で「フルート協奏曲」で検索して、ランダムに拾ったときにたまたま見つけた曲です。
最初に聴いたときに一発で聴き惚れました。この第 1 楽章はたまりません。

この疾走感のある曲は、C.P.E. バッハのフルート協奏曲とも近いものを感じます。

この曲を見つけるまで、ベンダという作曲家は全く知りませんでしたが、どうやら C.P.E. バッハやクヴァンツと同年代の人のようです。


NAXOS でも何人かのソリストの演奏を聴けますが、カデンツァが入っているようで、どの例も全く違う演奏を聴くことができます。


聴かせどころはやはり冒頭と後半に出てくる、5 小節に渡る長い一音です。

こんな曲をいつか演奏できるようになりたいものです。

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メトロノームを使っての曲練習

Halcom さんにいただいたコメントを参考にしながら、ちゃんとメトロノームを使って練習することにしました。

実はメトロノームは、使っていたデジタルのものをなくしてしまい、仕方なく携帯のアプリのメトロノームを使っています。音量も携帯版の方が大きかったりします。

ソノリテと音階練習を一通りやった後、スペインのフォリアのメトロノームに合わせながらやってみたところ、驚くべきことに気付いてしまいました。

イメージしていた曲のリズムと楽譜の示しているリズムが一致しないのです。
これまでかなりいい加減に聴いていたということがよく分かります。

ところどころに分散和音が入っていることも影響しているようで、この分散和音の箇所を気にしていると、リズムはさらに無茶苦茶です。

一度分散和音のぶぶんを単音にして、拍を守るように演奏してみます。

これだと間違える要素がないので、拍に集中できます。
譜面通りに演奏しても、そう違和感はありません。

しかし、元の分散和音に戻してやってみると、明らかに気持ち悪い。
恐らく、分散和音が装飾音符なのと、バロック特有の頭の拍の長い演奏を聴いているので、それが原因で違和感に繋がっているのかもしれません。

しかし、今回勉強になりました。
これは、マレのフォリアだと難しすぎるので、コレルリとかヴィヴァルディのフォリアを咲きに練習してみるのも手かと思いました。

相当聴き込んでいるにも関わらず、この曲の拍感はさっぱり理解できていなかったようです。

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昨年発見されたヴィヴァルディのフルート協奏曲

NAXOS で最近見つけた見慣れないタイトルのフルート協奏曲を見つけ、何だろうとは思っていました。
ヴィヴァルディのフルート協奏曲はすべて聴き尽くしているので、知らない作品が出てくるということは考えられません。

ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ニ短調「偉大なるムガール人」RV 431a

NAXOS は、本来「室内協奏曲」であるべきものが「フルート協奏曲」になっていたりするので、あまり気にしていませんでした。


ところが、こんな記事が。

BBC News - Lost Vivaldi flute concerto performed in Perth

実はこの件を、今日知りました。
失われていたヴィヴァルディの楽譜が 250 年以上経ってから新たに発見されたというものです。

すごいですね、2010 年に新たに見つかった楽曲が、なんとフルート協奏曲なのです。


ちなみに、フルート協奏曲ホ短調 RV 432 も美曲なのですが、なぜか第 1 楽章の録音しか見つかりません。
第 2 楽章以降は見つかっていないのかもしれません。


こちらは RV 431a の第 2 楽章。画面に表示されている楽譜とは一致しません。無伴奏。
もはや無伴奏曲としても通用しそうな美しさです。



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