しばらくブログを更新していませんでした。

一応練習時間は取るようにしているのですが、レッスンはやや停滞気味です。

8 月のレッスンはもう終わってしまいましたが、予定にしていた第 4 楽章の終了には間に合わず、最後のブロックを残すことになってしまいました。あと 2 週くらいで第 4 楽章を一旦通して、第 2 楽章も触りたいところ。


今日は、妻のヴァイオリンの特別レッスンに付き添ってきました。
このレッスンは、弦楽器専門誌「サラサーテ」の誌面レッスンを連載されている柴香苗先生によるプライベートレッスンです。

会場は銀座ヤマハの弦楽器サロンでした。
レッスン対象者は、ヴァイオリン経験 3 年程度の読者。

(ヴァイオリン演奏という趣味は) これから 30 年は十分楽しめるので、焦らずに今からの半年、1 年を使ってじっくり基礎固めすることでその 30 年がすごく楽しいものになるという話をされました。

私にはちょっと耳の痛い話・・・。


個人レッスンでは、ヴィブラートのかけ方について指導してもらうつもりでいたようですが、まず弓の持ち方、弦へのアプローチの仕方など障害となる部分の話をされました。

それからヴィブラートを正しくかけられるようになるための運動や腕の動きの感覚を掴むことについてのお話。

とにかく力が入っている状態ではだめだということ。
この辺は、フルートにも言えますね。


私も最近は 1 時間を超えて連続で練習していると、きつくなってきて、途中で休憩を入れたりしますが、これは力が入りすぎているのかもしれません。

ポジション移動の練習をしている段階にあっては、並行してヴィブラートの練習をすることは、あまり勧められないということでした。
ヴィブラートの習得はもっと後になってからでも十分で、まず正確な演奏ができること、ポジション移動が難なくできるようになる状態になってからヴィブラートを練習しだしても問題ないとか。

このことも、フルートにはそっくり当てはまりそうですね・・・。


結局、30 分のレッスン時間で、ヴァイオリンを弾いたのは数十秒程度、時間の大半はお話と腕の感覚を掴むための運動で占められました。

私も一度特別レッスンを受けたことがあり、やはり同じように楽器を使った時間は本当に短くて、先生の話を聞いたり感覚を掴む練習をすることに大半の時間を使いました。

(私の場合は習いたてだったということもあって、まともに楽器を演奏できる状態ではなく、基礎の確認をしてもらったという印象が強いのですが・・・。)


違う先生に指導を受けるというのは、普段のレッスンでは言われないことを聞けますし、すでに自分の先生に聞いた内容を別の言葉で再度教わることもできますから、時間は短くてもかなり有益ですね。

楽器は違うけれども、自分の練習に応用できそうな物もありそうです。


大人になってから楽器を始めるということは、(日常生活によって) 筋肉の動きが確立されてしまっている状態から始まるということ。楽器の演奏というのは、自然行動ではないので、一定の運動で筋肉に感覚を覚えさせる必要がある。

また、子供と違ってすでに負担のかかっている身体なので、間違ったやり方を続けているとすぐに身体に反応が出る。長く楽しむためにも、正しい演奏方法を身に着ける必要があり、この点について言えば、子供のころから始めるよりもメリットがある。(子供の場合、無理がきくので、多少無理な姿勢や奏法でもなんとかなってしまい、そのまま進むとのちに大きな問題になる)


自分の練習にも反映させたいものです。


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