アニマックスで放送されていた「ピアノの森」を見ました。

マンガが原作の作品を映画化したものだそうで、上戸彩が主人公の一ノ瀬海(いちのせ かい)のキャストになっています。

作品自体も最後まで楽しめましたが、私は内容の一部を見て、練習を変える必要があると考える切っ掛けになりました。

海は、音楽教育を受けたわけではなく、自身の才能で聞いた曲をピアノで演奏できるものの、ショパンの「仔犬のワルツ」がどうしても演奏できず、嫌いだった先生に教えを乞います。

先生から示された解法は、鍵盤を左から右へ、右から左へただひたすら音階を引いていくという練習方法、つまり音階練習です。

先生は、


「メロディがあるわけでもない、ただの指の練習だ」


とだけ言って特定の奏法を教えることなく放置。

ひたすら苦行に近い音階練習を繰り返した後、ある日先生から「もう弾けるようになっている」と言われ、実際に演奏してみると「仔犬のワルツ」が弾けるようになっています。


音階練習を繰り返しただけで弾けるようになるとはもちろん思いませんが、最低限の地ならしができていないと、それを要求する器楽音楽(ショパン)を確実に演奏することはできないということは分かります。

これはピアノに限らず、他の楽器にも総じて同じことが言えるのだと思います。

ピアノの場合は、鍵盤を押さえることでとりあえず正確な音は出るので、指をなめらかに動かせるようになることが条件ですが、フルートやヴァイオリンは指の動きに加えて音程の調整があるので、さらにこの練習は必要になるのでしょう。


まず、整地しなければなりません。


どこに杭を打っても揺らがないようにしておかないと、安定は得られませんね。

ピアノの森 [スタンダード・エディション] [DVD]
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