フルートを習い始めてから、2 年が経過しました。


2 年前のちょうど今ごろは、パールフルートの特別レッスンに行きました。実はこのことは先生にも一切話していないのですが、いまや時効でしょう(笑)。

フルート経験を問わないとのことだったので、1 ヶ月目にしていきなりプライベートレッスンに行ったのです。


このレッスンまでになんとか状態を整えるべく、仕事帰りに密かにカラオケルームに通い詰めました。

尊敬する奏者に習うプライベートレッスンは濃密でしたが、そもそも楽譜もまともに読めなければ、運指も危うい状態での受講だったため、ぎりぎりの精神状態でした。

それでも、教わったことは今でもしっかり覚えています。
特に印象に残っているのは、次の 2 つです。

  • 送る息は直線を意識すること
  • フルートの演奏に肺活量は関係ない

「息はまっすぐになるように吹く」と再三言われました。スピードや方向については特に言われなかったので、当時のレベルに合わせてまず空気柱をしっかり意識することを言われていたのかなと思います。

肺活量は、最後に質問した回答で得た結果でした。
当時情報収集にフルートの掲示板などをよく見ていたのですが、吹奏楽系のコミュニティ色が強く、「息が足りない→ロングトーンで肺活量を鍛えろ」といった回答がよく見られました。

レッスン中もやはり息が足りなくなることが度々ありました。
息を持たせるための訓練について質問したところ、練習していくうちに自然に息は続くようになるので、無理に特殊な訓練をする必要はないと言われました。
肺活量の大小はフルートを吹くために特に重要な要素ではないと言われて驚きました。

当時の私は、「どうしたら息を長く持たせることができるか」という意味で単純に質問してしまっていましたが、先生はフルート演奏において息の持続時間自体にこだわりすぎるなという意味も含めてくれていたのかもしれません。


今思い返せば、今のレベルでレッスンに行った方が効果があることが容易に想像できますが、あの当時はあの時点で受けることに意味を感じていました。
入門期に 2 人の先生に習ったというのはある意味貴重な経験かもしれません。

2 年目からは、仕事の問題もあって生活スタイルが多少変化したこともあり、1 年目のような姿勢を取れなくなってしまいました。


改めて思い出してみると、またしっかり練習したくなってきました。

追い込むことも大事かもしれませんね。


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