昨日の発表会を終えての考察です。
分かったこと
  • やはり緊張による脚の震えがあり、息も細くなる傾向があった
  • 今回は客席に目を向ける余裕があった
  • 順番が後の方だったことが少し幸いした(客席から見て、演奏がどう聞こえ、演奏者がどう見えているかが分かるため、自分が演奏するときもイメージできる)

会場が前回と違い、客席と少し距離があった(高低差含む)ことも、少し影響していそうです。
前回は、最前列が譜面台の目の前で、かつ舞台と客席が同じ高さ、同じ明るさだったため、自分の様子がすべて伝わっていると思うと緊張の度合いはかなり強いものでした。

今回はステージと客席に高低差があり、照明の明るさも違うため、前回ほど気になりませんでした。
先に演奏する人の様子を客席から見ることができ、思っているより緊張の度合いは伝わらないことが分かっていました。

舞台上でパフォーマンスをするときは、「聴いている人をいないものと思う」のではなく、「聞いている人の顔をよく見渡す」ことが一番大事だという内容の記事を本か、ブログかで読んだため、これもやってみました。演奏中も、できるだけあちらこちらに視線を配りました。(とりあえずそのくらいの余裕がありました)

通っている教室の電子ピアノコースがストップしているせいか、前回まで多かったピアノの出演者が激減しました。

サックスで出ている人は、ほとんどがマイナスワンCDでの演奏でした。
ヴァイオリンでも何人かマイナスワンで合わせて演奏している人がいましたが、やはり極度の緊張のためか、途中で一時停止してしまった方もおり、マイナスワンではこういうときの軌道修正がかなり難しいことを改めて思い知ります。

フルートは、私とほぼ同じか、少し長いくらいのフルート歴の人が何人か初出演しました。
緊張により、音がしっかり出ていない人が多かったように思いますが、一様に演奏は正確だったと思います。

むしろ転びまくりなのは私くらいだったのかもしれません。

残念ながら、今回聴いた演奏の中では、その演奏で強烈に驚かされた人はいませんでした。

先生と二重奏で出る人が多かったように思います。特に同じ楽器の二重奏は、どうやっても巧拙の対比が目立ってしまい、私には絶対できません。

「『歌の翼』による幻想曲」を演奏した方が、一番印象に残りました。私も将来演奏してみたいと思っている曲で、難易度もよく分かっているつもりです。特に優れているという印象ではありませんでしたが、1音1音がはっきりしており、ちゃんと音楽になっていたと感じました。

ヴィヴァルディのフルート協奏曲「夜」に取り組むにあたり、このブログで書いたエントリーをまとめてみました。
タイトルでおおよそ内容が分かるようにはしているつもりですが、連想しづらいエントリーのいくつかには主なテーマを書いています。

録音も聴いてみました。
転んだ箇所は総じてひどいものですが、フルートの音質は思ったほどしぼんでおらず、少し安心しました。

本番で間違えた箇所を記録し、確実に演奏できるようにしたいところです。
発表会の演奏時間制限により除外した、第2楽章、第3楽章、第4楽章もぜひとも吹けるようになりたいものです。

第2楽章は、緩徐楽章である第1楽章との対比として、夜の恐ろしさをあらわすための重要な楽章で、これも入れたいところでした。
「急−緩−急」の3部構成が多い協奏曲の中で、「緩(1)−急(2)−緩(3)−急(4)−緩(5)−急(6)」の特異な構成を持つこの協奏曲を、「緩(1)−緩(5)−急(6)」で演奏したのは、変といえば変かもしれません・・・。



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