今日はレッスンでした。


発表会が差し迫ってきました。本来なら、このタイミングで演奏自体は確実な状態になっており、完成度を高めるとか、細かな表現を再考しているといった段階になっていることを想定していました。

しかし、残念ながらまだまともに通して演奏できる状態ではありません。(伴奏なしなら演奏できますが、これはつまり適当にしか演奏できないということを表しています)


先週のレッスンでまともな演奏ができなかった、フルート協奏曲の第1楽章を集中的に見ていただきました。
先週のレッスンでの演奏があまりにもひどかったので、先週中の練習で、第1楽章はとにかく第1楽章をスムーズに演奏できるように重点的に練習を重ねました。

導入部である第1楽章は、夜の不気味さを演出するための大事な楽章です。
出だしの音がフォルテで書かれているので、(その不気味さを強調するためにも)低音をもっと太く出すようにと言われました。


この楽章は演奏時間2分半ほどで、かなり短い曲です。
中盤は休符が一切ないため、どこかでブレスを取る必要があり、その場所を決めました。基本的に同じ音形の繰り返しですが、旋律的で私は特に気に入っているところで、できればブレスで切らずに吹き切ってしまいたいところです。

最後に気になっていたトリル。

フルート協奏曲「夜」第1楽章


第1楽章を練習するときに、トリルも合わせて吹くことは吹くのですが、指に気を取られてトリル中に拍を数えられないため、長さはいつも適当でした。

トリルは、途中で切ってブレスを取り、トリルを再開するようにしました。できれば一息で通せればよいのですが、そうもいきません。
第1楽章は何とかなる感じにはなってきました。

あまり練習できる日数もなくなってきたので、弱点を集中的に補完しながら、通して演奏できる状態にしておきたいと思います。


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