本番前の最後のレッスンです。

明日が発表会です。どうやら私は2番手らしく、1番はアンサンブルなので、ソロ演奏は私が1発目になるらしいのです。
これは出来がかなり目立ちそうです・・・。


今日は楽器店のピアノ展示ホールのような場所で最後のピアノ合わせを行いました。この展示ホールは、楽器店でコンサートイベントがあるときなどに使われる場所でもあります。

いつものレッスン室や前回のピアノ練習室と比べても圧倒的に広い場所です。


早速、「タイスの瞑想曲」を先生のピアノ伴奏で吹きます。
予想していたよりも自分の音がさらに聞こえず、伴奏のピアノの音だけがとにかくよく聞こえます。先生によれば、フルートの音もよく響いているらしいのですが、吹いている私には全く聞こえません。

特に中・低音域になると最悪で、これほど弱々しい演奏があるのだろうかと思うほど、酷い音量です。途端に明日が心配になってきました。

とりあえず、広い場所で吹くことに慣れることは非常に重要であるということがよく分かりました。
先日のホールでの練習をしたのはまさに正解でした。


自分の音が聞こえないけど響いているということを意識しながら、聞こえないことを気にしないようにすることが大事なのかもしれません。
鳴っている音が(想像どおりに)聞こえないことで、今日はミスを連発しました。


今読んでいるデボストの著書「フルート演奏の秘訣・下」には、読んでいて救われる気持ちになる文章がいくつも出てきます。そのうちの1つ。


不完全であることに我慢ができないのは、個人練習をしているときだけである。コンサートでもオーディションでも、ステージ上ではミスを我慢できる。なぜなら、第一に考えなければならないことは、音楽と表現のことだからだ。思う存分演奏しなければいけない。


明日は思う存分演奏します。



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