フルートレッスン戦争記 第二幕 - 遊びで終わらせないための実践技術

なぜ私たちは、なかなかフルートの演奏技術が上達しないのか。うまくいかないのは練習方法にあるのか、それともレッスンにあるのか。その謎を解き明かしていきます。

フルート脳とイメージトレーニング

先日、フルート脳を作ろうというエントリーを書きました。


後からよく考えてみると、録音を聞き返すというのは、イメージトレーニングの一環にもなると思いました。

また、少し前に音を大きくするための方法についても書きました。

大きい音量の演奏を聴くことで、自分の音量も大きくなるという話です。
目標とする人の演奏を聴き続けることで、自分の音もそれに似るようになるといいます。

何度も聴いていると、どうやったらこんな音が出せるかと自分でも吹いたイメージをしながら聴けるようになります。


以前はイメージトレーニングとしては全く考えていませんでしたが、今改めて考えると、無意識に自分に投影しながら聴き込んだりしているのかもしれません。

好きな CD を聴き込むのも練習の一つとして使えそうです。


あとは、自分の録音で会心の出来のものを聞き返すことでしょうか。


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レッスンのテーマについて考える

今日はフルートの調整会に行ってきました。


多少歪みなどはあったようですが、概ね問題はないようでした。
5年も使っているのに、まだパッドの交換も特に必要ないようです。あまり練習していない証拠にもなってしまいそうです。


今後のレッスンのテーマを考えなければいけません。

今年は、アンサンブル、発表会、教則本など色々な要素が絡んできましたが、あれもこれもやるせいか、目に見える進展がありません。

もちろん去年の今頃と比べると、何らかの進歩はしているはずですが、それも自分で具体的に体感できるものではありません。


教則本もほとんど進んでいませんし、何か自信を持って演奏できる曲が増えた訳でもありません。

今のままのスタンスでレッスンを受け続けていると、半年後も一年後も今とあまり変わらないかもしれません。

あまり考えたくありませんが、そのうち先生が退職してまた変わる、といったことも起こらないとは限りません。


今のレッスンは、ソノリテでの音色作りと、曲練習がメインで、アルテスはストップしています。

ソノリテも前回の続きを1つずつやるような感じで、何かのテーマを克服するためにやっているような感じではありません。


ごく初期の段階では先生の用意してくれたプログラム(教本や譜面など)を消化していく感じでしたが、今は相談して決めた教本をベースにいくつかの教材を使って見てもらっているような感じです。

そもそも教材が増えた理由も、「何かを克服するため」という明確な理由が最初はありました。


ソノリテだけは、自分で勝手に購入して持っていったのが始まりですが、その他の教材はそうではありません。


次回の発表会は 6 月ですが、まだピアノ伴奏が用意できる態勢が整う保証はないようです。

スピーカー音源に合わせて演奏するのは遠慮したいので、もし出るとしたらフルート二重奏か、ついに無伴奏ということになりそうです。


まずはメインの教則本のアルテスに戻して段階的な基礎を固めつつ、その中でテーマを見つけて相談しながら進めていくようなレッスンに切り替えたいですね。

いい加減指回りの問題を何とかしたいのですが、これはレッスンで見てもらうというよりも自分の普段の練習で継続的に取り組まないと改善しない問題のようです。

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漫然と時間を費やしていることに気づかない恐ろしさ

ブログのエントリーの投稿時間がかなり遅くなってしまいました。

今日はレッスンでした。
発表会が終わってからの初レッスンですね。


木曜の練習で低音域が見事に出なくなっていたので、レッスンの事前練習で徹底的に低音域を鳴らすようにしました。

E♭までは出るので、E♭と D を交互に鳴らし続ける練習をひたすらやって感覚を定着させることに。

たかだか 30 分程度では完全な定着はできないでしょうが、たとえこの練習時間内だけでも、思ったように鳴るのは心地が良いもので、とにかく覚えることにしました。

低音域の D は、鳴るときはちゃんと発音できるので、やはり楽器の問題という訳ではなさそうです。


この「鳴り」のイメージを記憶と身体に定着させて、いつでも再現できるようにしましょう。

最近の練習のテーマは、「定着」と「再現」です。
ブログの積み上げを見ても分かる通り、練習時間の蓄積量はそれなりになってきましたが、その蓄積が単なる時間記録の蓄積にしかなっていない意識があり、これを何とかしないといけません。

漫然と練習時間をこなしていくのではなく、1コマずつの時間を血肉にしていかないと無駄になってしまいます。


レッスンでは、発表会の評価とソノリテを使った発声練習です。

レッスンも最近は発表会のおかげで曲練習ができていましたが、特に克服したいテーマを設定している訳でもなく、何となくソノリテとアンサンブルの曲練習などを見てもらって、コマ数だけを消費しているような感じがしないでもありません。


練習にはもちろんですが、レッスンにも目標やテーマを自分で設定する必要があるのかもしれませんね。

レッスンに行くのが面白くて仕方がないと思えるほどのテーマです。

気がつくともう年末が迫ってきています。
フルートを始めてから 5 年くらい経っているのですから、これまで蓄積した練習時間がちゃんと血肉になっているのかを考えると恐ろしいものがあります。


稲盛氏の名言にこんなものがあります。

いまこの1秒の集積が1日となり、その1日の積み重ねが1週間、
1ヵ月、1年となって、気がついたら、あれほど高く、
手の届かないように見えた山頂に立っていたと、
いうのが私たちの人生のありようなのです。

- 稲盛和夫
稲盛和夫 名言 - Fesh


本当にそのとおりで、1つずつを適当に過ごしていたのでは、それが積もってできる結果にも多大な影響を与えてしまうということです。

気をつけなければ・・・。


明日は楽器の調整会です。
このところほとんど出番のない、前の楽器の調整です。

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フルート脳を作ろう

脳科学の本を読みました。
フルートの練習とは全く関係のない分野ですが、そこに面白いことが書いてありました。


新しいことを覚えようとするとき、無意識に既知の経験に置き換えて解釈している


スポーツや勉強など、新たに習得したいと思っていることに取り組むとき、自分がすでに知っている概念に変換して考えようとすることが、習得の妨げになるというのです。

例えば、野球の得意な人が新たにバスケットボールを習得しようとするときに、無意識のうちに自分の経験したもの(この場合は野球)になぞらえて自分なりに解釈を変えながら習得しようとするそうです。

これがすべての問題の始まりで、他の概念に変換しながら習得しようとすると、いつまで経っても上達しません。


ここで、まっさらな状態でバスケットボールを習得する場合は、何もなぞらえるものがありませんから、何の解釈の変換も必要なく、すっと脳に入って習得できるようになるそうです。

この状態のバスケットボールの習得レベルは、もはや「ネイティブ」であり、もっとも自然な状態を維持できることになります。


語学も同様で、日本人が英語を習得しようとするとき、ほとんどの人は英語を日本語に変換して理解しようとします。これがそもそもの間違いで、英語の本当の意味は英語でしか理解できないため、無理に変換して解釈しようとする試み自体がおかしいということです。


フルートの演奏技術の習得に置き換えると


フルートに置き換えて考えた場合どうでしょうか。

私は楽器経験はフルートが最初ですから、楽器の演奏という意味では他の楽器になぞらえたりはしていません。

しかし、楽器の操作感覚を PC のキーボードに例えてみたり、楽譜を音階で覚えようとしたり、無意識のうちに「自分の分かる知識」に変換して覚えようとしています。


楽器の演奏そのものを他の楽器になぞらえたりはしていませんが、習得方法を他のことで置き換えているということはかなりありそうです。

フルートはフルートなのです。
ヴァイオリンでもなければ、ピアノでもない。フルートでネイティブに、フルートで自由に表現できるようになりたかったら、既知の経験に置き換えずにまっさらな状態で取り組まないといけないということです。

本では英語を本当の意味で理解できるようにすることを「英語脳を作る」と呼んでいるので、フルートでは「フルート脳を作る」ということになりますね。



既知の経験に置き換えずに習得する方法


本の内容によると、新しく習得しようとすることをまっさらな状態で吸収するために、自分の中で脳内イメージを徹底的に作り込むことがよいそうです。

それには、その分野で目標とする人になり切ってしまうイメージをする必要があります。
具体的には、バスケットボールならバスケットボールのスタープレイヤーの動画を1日何時間も見続け、理想的なフォームやプレイ内容を染みこませること。

フルートで言えば、目標としている演奏者の演奏動画をひたすら見続け、脳内イメージではその演奏者に完全になり切るくらいのイメージを構築してから練習に取り組むということになりますね。


ここでいうなり切るイメージというのは、強烈に具体的なレベルにまで落とし込んだ、極めて再現性の高いレベルのイメージです。
吹いている楽器の重さや室温、指の感覚からにおいなどに至るまで、ありとあらゆることを深くイメージしていつでも取り出せるくらいにまで具体的なものに落とし込むこと。

まさにイメージトレーニングですね。


この具体的なイメージ作りを追求し続けることによって、「フルート」で「フルート演奏」を考える意識ができるということです。


ただ楽器を持って毎日吹いていれば練習になるかというと、そうでもありません。

私たちは毎日何時間も頻繁に練習時間を確保できるわけではないので、こういったイメージトレーニングを使って練習することを考えたほうが良いのかもしれません。

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感覚を定着がないといつまでも試行が繰り返される

今日も練習時間を確保しました。
確保できるときに確保しないといけません。


しかし、練習時間を確保したからといって、毎回成果が出るかというとそういう訳でもありません。

前回の練習の最後に得た感覚がやはり思い出せなくなり、定着していないことを思い知る結果になってしまいました。


全く思っている音になりません。
いくら唇を絞っても、やはり同じ音にはなりません。何となく、あの時の感覚も再現できません。

今回は、タファネル&ゴーベールの日課練習を重点的にやるつもりでした。
ところが、音がひどいのでそれどころではありません。

仕方がないので、思っている通りの音色になるようにしばらく発音練習を続けました。

結局今回も練習時間の終盤になってようやく音が出てきましたが、満足いく状態にはなりません。


角度だったり、唇のアプローチだったり、やはりフルートというのは、感覚を定着させるのは容易ではありませんね。

意識はしていますが、やはり「吹きすぎ」がかなり問題になっているようで、「息を楽器に吹き込む」というようなイメージが強すぎるのかもしれません。

練習の都度、この楽器の最良のポイントを探っているような感じなので、まず感覚を定着させる練習をした方が良いのかも。


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